「僕が年取ったらこの店、雅と七瀬ちゃんのふたりでずっと一緒にやってもらいたいくらい」 「ま、マスター何言って…!」 マスターは小さくウィンクして、カウンターへ戻っていった。 い、今のってどういう…… 「言っとくけど、死んでも離すつもりねーから」 「へっ?……っ!」 茫然とする私に、軽く触れるくらいのキスをする雅くん。 私は恥ずかしさが限界を超えて、顔がぼんっと赤くなる。