「な、なんだよお前。俺たちが最初に声かけて…ひっ!」 「……」 及川くんは何も言わない。 ただ、ものすごく殺気だった雰囲気を醸し出していて、及川くんの背後にいた私もだいぶ怖かった。 「い、行こーぜ」 無言のオーラに怯んだのか、男の人たちは顔を顰めて、そそくさとその場を離れて行った。 ああいう人たちに限って、いざという時はすごく弱いのかな… そ、それよりも… 気まずい、というか。