「あの…なんで及川くんがここに?」 聞いちゃいけないかな、とも思ったけどやっぱり気になる。 「ここ店だけど、上は僕たちの家でもあるんだ。僕がここの店長で、雅はバイトって感じかな?僕は雅の父親。よろしくね」 「あ、はい!」 店長って、雅くんのお父さんだったんだ… お父さんこんなに優しいのに、及川くんってちょっと怖いというか… なんか、意外だった。 …あれ、でもうちの学校ってバイト禁止じゃなかったっけ? カフェオレを一口飲みながら、思い出す。