それからひまわり達は、時間があると向日葵の世話をしに来ていた。


矢萩もいつも通り本を読みに木陰に来ていて、
初めてひまわり達と会った時は、逃げるように行ってしまったが、何度か会って話すようになり、
少しずつ変わってきていた。

矢萩の事は何も話してはいなかったが、
ひまわり達も何かを感じていた様だった。