そこまで昇ってないはず
すぐに下につくだろう
そう思ったのが馬鹿だった
正直山舐めてた
降りても降りても見えるのは木
はぁ
本気で遭難したのか
食べ物もろくに食べずに少しだけ飲んだ水だけで下山するのはほぼ不可能だった
体力の限界も近い
木登りにも結構使ったからなー
結局木の実は取れなかったし
頭がぼーっとしてくる
このまま死ぬのかなー
「涼の馬鹿」
そもそも、僕悪くなくない?
そんなこと思いながらも瞼が重くなっていった
案外楽しかったよ
この生活も
「誰がバカだって?」
え、
涼?
「助けに来た。みんな!こっちだ!」
担架に乗せられる
「ははっ、...ありがとう」
もう安心だ
そのまま目を閉じた



