イジワルな君の甘い溺愛


✳︎✴︎

放課後。


「ばいばーい、また明日ねー!」


「間宮さん、少しいい、かな?」


笑顔で友達を見送っていた間宮さんに、私は声をかけた。


さっきまでの柔らかい笑みは、一瞬で消える。


「木嶋さん、向こう行こっか」


真顔で、静かにそう言う間宮さん。