イジワルな君の甘い溺愛



「じゃ、また明日ね木嶋さん!」


間宮さんは私の言葉を最後まで聞くことなく、バイバイ!と手を振って、 「弥生くん!」と教室の端で男子と離している弥生くんに声をかけている。


…嫌だな。


無意識に、そう思った。


胸が、モヤモヤする。


なんでそう思うのか、そしてこの感情がなんなのか、自分でももうわかってる。


私、間宮さんに嫉妬してるんだ…