月曜日の、放課後。


私は気持ちが晴れないまま、ホームルームを終えて帰る支度をしていた。


ホームルームが終わってすぐに出て行った人もいれば、まだ残って友だちと話している人もいる。


ぼんやりとしたまま、教科書をカバンに詰めていく。


「きーじまさん!」


明るい声がして、軽く肩を叩かれる。


「あ…間宮さん…」