「あ、危ないよ包丁持ってるし」 「なんか、その格好やばい…」 か、格好…? 普通にエプロンしてるだけなんだけど… 「俺も手伝う」 腰から手を離して、栗山くんは言った。 「あ、じゃあパスタ茹でてもらってもいい?そこの下に鍋あるから」 指を刺したところを開けて、栗山くんは鍋を取り出した。