あなたと運命の番になる

「蘭ちゃん!大丈夫か??」

店員さんがコップを片付けている隣で俯いている蘭に慌てて声をかける。

電話が終わり急いで戻ってみたら、蘭は泣きそうになっていた。

「山城さん、すみません。私、コップ落としてしまって・・。みっともないことしました。」

「みっともなくなんてないよ。誰だって落とす時はある。それより怪我はない?」

和真が心配そうに見つめる。コップを落としたことを相当落ち込んでいるようにみえる。

「怪我はないです。すみません。」

蘭は俯いたままで、目を合わせようとはしない。

和真はスカートにおかれた手を握ろうとスカートに一瞬触れた際冷たさを感じる。

「蘭ちゃん、スカート濡れちゃってない?店出ようか。」

和真は初めはスカートの上にタオルが置かれてて見ただけでは気づかなかったが、蘭のスカートに触れて、濡れていることに気づく。

「すみません。このタオルこのまま引き取ってもいいですか?お金ははらいますので。あとお会計お願いします。」

和真は近くにいる店員に声をかける。席で精算を終えて、店の外へ歩く。