翌日。
良く寝たおかげか、体はスッキリ!
熱も下がったようで、おでこがひんやりしてるくらい。
「そう言えば……」
昨日、部屋に王史郎がいる時。
何かがおでこに当たったような……。
コンコン
「さゆ、起きてるか?」
「王史郎!うん、起きてるよ」
私の返事を聞いた後。お水と薬と、更にウサギの形をしたリンゴをお盆に乗せ、王史郎が部屋に入る。
「風邪はどうだ?」
「もう平気!リンゴ切ってくれたの?」
「食べられるなら、と思って」
「食べる!お腹ペコペコだったんだ~」
シャクシャクとリンゴを頬張る私を見ながら。王史郎はポツリポツリと「その後」を話してくれた。
「あれからモクは姿を見せない。イオが騎士団の力を結集してコンタクトを取ってはいるが、音沙汰なしだ」
「イオくんと騎士団って、今ケンカしてるんじゃなかったっけ?」



