「ちょうど〝向こう〟とも繋がった。俺たちの過去を、今から君に見せるよ」
「向こう?過去……?」
「さゆにとって、コレを見るのはキツイ事かもしれない。でも、俺はさゆが強いって信じてるから」
だから、行っておいで――
イオくんの顔が寄ってきて、眉間にキスが落とされる。驚いて目を閉じると、そのままスッと夢の中に入っていった。
体の力が抜けていく。
下へ下へ、意識が落ちていくのが分かる。
『さゆ、さゆ!』
再び目を開くと、一面に火の海があった。
どこまでも果てしなく、遠くまで続いている。
これは……朝みた夢の続き?
呼ばれているのは、私の名前?
まるで地獄の光景に、ゴクンと息を呑む。
『さゆ、目を覚ませ!さゆ!』
火の中で横たわる私。
その横に、二人の男の子がいた。
☪︎·◌˳𓇬



