お菓子の国の王子様〜指切りした初恋は御曹司の溺愛プロポーズへ〜

「……昨日帰宅して家に君がいなくて、心に大きな穴が空いた。外に探しに走っているとき、頭に浮かぶのは一緒にいた時の思い出ばかりで。君を、美愛ちゃんを失いたくない、ずっと俺のそばにいて笑っていてほしいという気持ちだった……信じられないかもしれないが」


彼女の両手を優しく取り、真剣な眼差しで見つめた。


「俺は美愛ちゃんを愛している。これからもずっと俺のそばにいてほしい」


彼女はすぐには答えず、少し間を置いた。

この間が非常に長く感じられ、内心焦り始めていた。


「わ、私も同じ気持ちです。でも、一つ聞きたいの。雅さんが愛してくれるのは、私があの時の女の子だから?」

「美愛ちゃんがあの時の女の子だったのは、嬉しいボーナスだよ。俺は一緒に生活して、君なしではいられないと感じ、君を愛していると思った。美愛ちゃんは、俺があの時のお兄ちゃんだから?」


逆に彼女に聞いてみた。

驚くべきことに、美愛ちゃんはずっと俺を思い続けてくれており、俺が彼女の初恋だったという。

一緒に暮らすようになってから今の俺を知り、自然体でいられることに安心感を覚えていた。俺に抱きしめられると嬉しいとも。

どうやら両思いのようだ。今ならプロポーズができる。


「美愛ちゃん、俺は君を手放したくない。君を俺だけのものにしたい。本当はシチュエーションを考えるべきだけど、今の俺にはそんな余裕がないんだ。すぐにでも君の返事が欲しい。花村美愛さん、俺と結婚してください」


考えが追いついていない様子の彼女に、もう一度伝えた。


「花村美愛さん、君のすべてを受け止め、守ります。だから、これからもずっと俺のそばにいてください。俺を君のそばにいさせてください。そして二人でお菓子屋さんを開き、俺たちの子供の父さまが俺で、君が母さまになってください」


美愛ちゃんは、自分でいいのかと尋ねてきた。

以前から思っていたが、彼女はもっと自分に自信を持つべきだ。出会った時から、美愛ちゃんは俺にたくさんのものを与えてくれている。それは再会してからも変わらない。俺にとって彼女は、幸運をもたらしてくれる天使なのだから。


「私もずっと雅さんと一緒にいたいです。私を雅さんのお嫁さんにしてほし……」


ついに聞けた、俺が欲しかった答えを。

彼女が話し終わる前に、キスをしてしまった。嫌がることはしないとジョセフさんと約束したが--せめて触れるだけのキスをさせてほしい。




この日から、俺の寝室で、俺のベッドで、俺たち二人と一匹が一緒に眠るようになった。

もちろん、ただ抱きしめ合って寝るだけだ。

彼女を怖がらせたくないという気持ちも、大切にしたい気持ちも変わらない。しかし俺の理性が、どこまで保てるだろうか。

そんなことを知らない美愛ちゃんは今夜も、俺の腕の中で顔を胸に擦りつけながら眠っている。