「仕事のこと? それともプライベート?」
「実は--社長のことでお話があるのですが……」
「えっ? あいつ、美愛ちゃんに何かしたの?」
そうでないと、慌てて否定する。
そして、説明を始めた。ここ数日、社長のお顔の色が優れず、お食事も摂られていないと。
「このままだと倒れてしまいそうで、心配なんです」
副社長は深いため息をつき、腕を組んだ。
「……あいつは夢中になりすぎると、飯を忘れて突き進んじゃうんだよ」
「今日、私のサンドイッチをおすそ分けしたのですが、出過ぎたことだったでしょうか?」
不安そうに副社長を見つめる。
「いやいや、逆にありがたいよ。僕が飯に誘っても、行かないんだよ。美愛ちゃんはお弁当を持ってきているよね?」
「はい。私ができることで社長を支えられればと思いますが、どこまでが許容範囲でしょうか?」
「どういうこと?」
自分ではその気がなくても--
『仕事と私情を混同しない』
それを守れていないのではないかと、不安がある。
もしかしたら、社長を不快にしているのでは?
私の言葉を聞き、副社長はしばらく考え込んだ。
「それは大丈夫。美愛ちゃんがそんなことをしないのはわかっているから」
副社長は少し言いにくそうに、声を一段低くし話し始める。
「申し訳ないんだけど、明日、雅におにぎりを作ってくれるかな?」
「お、おにぎりですか?……はい、できますが」
副社長の表情に、どこか安堵の色が浮かんだ。
「ありがとう。簡単につまめるものなら、食べると思うよ。ちなみに、あいつは鮭と昆布が好きなんだ」
「わかりました。少しでも食べていただければ嬉しいです」
「絶対に食べるよ、雅は」
大きく息を吐き出して副社長は笑顔になった。
「美愛ちゃんがうちに来てくれてから、色々早いスピードで動き出したんだよ。うちに来てくれて、そして雅を支えてくれて、ありがとう」
「実は--社長のことでお話があるのですが……」
「えっ? あいつ、美愛ちゃんに何かしたの?」
そうでないと、慌てて否定する。
そして、説明を始めた。ここ数日、社長のお顔の色が優れず、お食事も摂られていないと。
「このままだと倒れてしまいそうで、心配なんです」
副社長は深いため息をつき、腕を組んだ。
「……あいつは夢中になりすぎると、飯を忘れて突き進んじゃうんだよ」
「今日、私のサンドイッチをおすそ分けしたのですが、出過ぎたことだったでしょうか?」
不安そうに副社長を見つめる。
「いやいや、逆にありがたいよ。僕が飯に誘っても、行かないんだよ。美愛ちゃんはお弁当を持ってきているよね?」
「はい。私ができることで社長を支えられればと思いますが、どこまでが許容範囲でしょうか?」
「どういうこと?」
自分ではその気がなくても--
『仕事と私情を混同しない』
それを守れていないのではないかと、不安がある。
もしかしたら、社長を不快にしているのでは?
私の言葉を聞き、副社長はしばらく考え込んだ。
「それは大丈夫。美愛ちゃんがそんなことをしないのはわかっているから」
副社長は少し言いにくそうに、声を一段低くし話し始める。
「申し訳ないんだけど、明日、雅におにぎりを作ってくれるかな?」
「お、おにぎりですか?……はい、できますが」
副社長の表情に、どこか安堵の色が浮かんだ。
「ありがとう。簡単につまめるものなら、食べると思うよ。ちなみに、あいつは鮭と昆布が好きなんだ」
「わかりました。少しでも食べていただければ嬉しいです」
「絶対に食べるよ、雅は」
大きく息を吐き出して副社長は笑顔になった。
「美愛ちゃんがうちに来てくれてから、色々早いスピードで動き出したんだよ。うちに来てくれて、そして雅を支えてくれて、ありがとう」



