「あっ、『Bon Bon』の方?」
眉間にシワを寄せ、困った顔で少し首を傾けて俺を見る。
「あはは、そうきたか!」
思いもよらぬ呼び名に笑ってしまう。やはり彼女は、『天然』だなな。
「まあ、それも却下だね。普通に名前でいいよ」
肩の力がスーッと消えるのがわかった。彼女といても、リラックスできている。
「俺も『美愛ちゃん』って呼ぶから」
思わず少し笑ってしまった。
「なんだか大和が言っていた意味がわかったよ」
キョトンと目を丸くする美愛ちゃんには、きっと俺が笑っている意味はわからないだろう。
「えっ? 私、何かしてしまいましたか?」
「何もしていないよ。美愛ちゃんはそのままで大丈夫。ところで、俺の名前を知ってるよね?」
「……は、はい」
「呼んでみてよ」
「えっ? い、今ですか?」
「うん、今ね」
いたずらっ子のように、にっこりとした笑顔を浮かべた。美愛ちゃんは恥ずかしそうに視線を逸らし、小声で呟く。
「……み、雅さん」
「うん、よくできました」
ほんのり桜色に頬を染め、視線を逸らした彼女を見て、俺は満足そうにうなずいた。
ケーキワゴンが到着し、お互いに好きなものを選ぶ。定番のケーキに加え、今シーズンのメインには夏の果物を使ったスイーツが並んでいた。
メロンのショートケーキ。
黒い森のケーキ。
パイナップル・アップサイドダウンケーキ。ブルーベリータルト。
そして丸ごと桃のカスタードタルト。
スイカのグラニテはタブレットのみで注文。
俺はパイナップルケーキを、美愛ちゃんは桃のタルトを選んだ。
丸ごとの桃をフォークとナイフで器用に切り分け、一口頬張った彼女が目を大きく見開く。その満面の笑みを見て、思わず、俺も微笑んでしまう。
「どうやら美愛ちゃんは、その桃のタルトが気に入ったようだね」
眉間にシワを寄せ、困った顔で少し首を傾けて俺を見る。
「あはは、そうきたか!」
思いもよらぬ呼び名に笑ってしまう。やはり彼女は、『天然』だなな。
「まあ、それも却下だね。普通に名前でいいよ」
肩の力がスーッと消えるのがわかった。彼女といても、リラックスできている。
「俺も『美愛ちゃん』って呼ぶから」
思わず少し笑ってしまった。
「なんだか大和が言っていた意味がわかったよ」
キョトンと目を丸くする美愛ちゃんには、きっと俺が笑っている意味はわからないだろう。
「えっ? 私、何かしてしまいましたか?」
「何もしていないよ。美愛ちゃんはそのままで大丈夫。ところで、俺の名前を知ってるよね?」
「……は、はい」
「呼んでみてよ」
「えっ? い、今ですか?」
「うん、今ね」
いたずらっ子のように、にっこりとした笑顔を浮かべた。美愛ちゃんは恥ずかしそうに視線を逸らし、小声で呟く。
「……み、雅さん」
「うん、よくできました」
ほんのり桜色に頬を染め、視線を逸らした彼女を見て、俺は満足そうにうなずいた。
ケーキワゴンが到着し、お互いに好きなものを選ぶ。定番のケーキに加え、今シーズンのメインには夏の果物を使ったスイーツが並んでいた。
メロンのショートケーキ。
黒い森のケーキ。
パイナップル・アップサイドダウンケーキ。ブルーベリータルト。
そして丸ごと桃のカスタードタルト。
スイカのグラニテはタブレットのみで注文。
俺はパイナップルケーキを、美愛ちゃんは桃のタルトを選んだ。
丸ごとの桃をフォークとナイフで器用に切り分け、一口頬張った彼女が目を大きく見開く。その満面の笑みを見て、思わず、俺も微笑んでしまう。
「どうやら美愛ちゃんは、その桃のタルトが気に入ったようだね」



