紫道さんと、その後ろに小さくなっているいよりさんから改めて謝罪された。
初めにいよりさんから謝罪されたが、腑に落ちない。むしろモヤモヤした。
「ごめんなさい。あなたが圭衣の妹だとは知らなかったの。知っていたら、あんなことは言わなかったわ」
じゃあ、圭衣ちゃんと無関係なら悪いとは思わないし、謝罪も不要ってこと。私、絶対にこの人とは合わない。
「おい、そうじゃないだろう? だから、さっきもみんなに言われただろう? 私のパートナーが大変失礼をし、あなたに不快な思いをさせてしまいました。心よりお詫び申し上げます」
紫道さんはまともで、常識もある人らしい。
「紫道さんが謝る必要はありま……」
言い終える前に、いよりさんが口を挟んだ。
「ねぇ、お嬢ちゃん。今までのことは水に流して仲良くしましょうよ。圭衣にまで怒られちゃったんだから。私、雅のことも好きだし。ってか、お嬢ちゃん。これくらいのことで大袈裟にするなんて、西園寺家の嫁としてやっていけないわよ。せっかく西園寺という大きなものが手に入るのに」
カーッと頭に血がのぼった。生まれて二度目だ、こんなにも怒りを覚えたのは。怒りが込み上げて、体が震えている。この人は一体何なんだろう。
その時、肩に温かみを感じた。雅さんが私の肩を抱き寄せてくれたのだ。
「美愛ちゃん、いよりくんに思っていること、全部ぶちまけていいよ。我慢する必要はないから」
いつもの穏やかな笑顔で言ってくれる。
「雅ったら〜、お嬢ちゃんを甘やかしちゃダメじゃない。この子は本当に西園寺家に相応しいの?」
ムッとした雅さんを抑えながら、私はこの「非常識いより」に言い放った。
初めにいよりさんから謝罪されたが、腑に落ちない。むしろモヤモヤした。
「ごめんなさい。あなたが圭衣の妹だとは知らなかったの。知っていたら、あんなことは言わなかったわ」
じゃあ、圭衣ちゃんと無関係なら悪いとは思わないし、謝罪も不要ってこと。私、絶対にこの人とは合わない。
「おい、そうじゃないだろう? だから、さっきもみんなに言われただろう? 私のパートナーが大変失礼をし、あなたに不快な思いをさせてしまいました。心よりお詫び申し上げます」
紫道さんはまともで、常識もある人らしい。
「紫道さんが謝る必要はありま……」
言い終える前に、いよりさんが口を挟んだ。
「ねぇ、お嬢ちゃん。今までのことは水に流して仲良くしましょうよ。圭衣にまで怒られちゃったんだから。私、雅のことも好きだし。ってか、お嬢ちゃん。これくらいのことで大袈裟にするなんて、西園寺家の嫁としてやっていけないわよ。せっかく西園寺という大きなものが手に入るのに」
カーッと頭に血がのぼった。生まれて二度目だ、こんなにも怒りを覚えたのは。怒りが込み上げて、体が震えている。この人は一体何なんだろう。
その時、肩に温かみを感じた。雅さんが私の肩を抱き寄せてくれたのだ。
「美愛ちゃん、いよりくんに思っていること、全部ぶちまけていいよ。我慢する必要はないから」
いつもの穏やかな笑顔で言ってくれる。
「雅ったら〜、お嬢ちゃんを甘やかしちゃダメじゃない。この子は本当に西園寺家に相応しいの?」
ムッとした雅さんを抑えながら、私はこの「非常識いより」に言い放った。



