結局俺は、母の望むような人間にはなれなかった。
捨てる時は、あまりにもあっさりだった。
母は躊躇わなかった。用済みになった俺を、ちり紙のように捨てた。
そして、二度とこちらを振り向くことはなかった。
今に至るまで、ずっと。
そのことが、酷く悲しかった。
きっと、捨てる時はあっさり捨てられるのだろうと思っていた。
母の性格からして、「私が悪かった。帰っておいで」なんて言ってくれるはずがないことも分かっていた。
だけど、俺は心の中で、少しだけ期待していたのかもしれない。
これまでずっと、生まれてからずっと一緒に暮らしてきた家族を。
見捨てることに、少しくらいは躊躇ってくれるんじゃないかと。
俺を手放すことを、少しだけでも惜しんでくれたら…。
…でも、そんな期待は呆気なく裏切られた。
予想通りだった。
母はいつだって、最後まで母だった。
俺に対する愛情なんて、欠片も持ち合わせていなかった…。
母に見捨てられた。だから俺は無価値な人間なのだ。
何の価値もない、捨てられた無能の成れの果て。
それが、今の萩原響也なのだ。
捨てる時は、あまりにもあっさりだった。
母は躊躇わなかった。用済みになった俺を、ちり紙のように捨てた。
そして、二度とこちらを振り向くことはなかった。
今に至るまで、ずっと。
そのことが、酷く悲しかった。
きっと、捨てる時はあっさり捨てられるのだろうと思っていた。
母の性格からして、「私が悪かった。帰っておいで」なんて言ってくれるはずがないことも分かっていた。
だけど、俺は心の中で、少しだけ期待していたのかもしれない。
これまでずっと、生まれてからずっと一緒に暮らしてきた家族を。
見捨てることに、少しくらいは躊躇ってくれるんじゃないかと。
俺を手放すことを、少しだけでも惜しんでくれたら…。
…でも、そんな期待は呆気なく裏切られた。
予想通りだった。
母はいつだって、最後まで母だった。
俺に対する愛情なんて、欠片も持ち合わせていなかった…。
母に見捨てられた。だから俺は無価値な人間なのだ。
何の価値もない、捨てられた無能の成れの果て。
それが、今の萩原響也なのだ。


