萌音が見つけられなかったのに、パパが見つけられるなんて…。
「…パパ…」
「何?やっぱりそれで合ってた?」
「…もしかして、パパにも萌音みたいな、凄い記憶力があるの?」
「…いや…全然ないけど…」
そうなんだ。
でも見つけたんだよね?凄いね。
「萌音より萌音のことをよく知ってる…。萌音マスターだ…」
「う、うん…。それは褒められてるんだか、そうじゃないのか…」
「萌音検定一級を取れるね」
「…それはどうも…」
多分、李優も一級を取れると思うよ。
萌音のこと、よく分かってくれてるから。
実の親よりも。
「萌音探してたの、これ」
「そっか。それは良いんだけど」
…けど?
「読み終わったらここ、ちゃんと片付けてね」
パパが、萌音の周囲を指差した。
そこには、ぐちゃあ…とノートが散らばっていた。
…わー。
そういえばいつの間にか、姉妹の皆が起きて、お布団を片付けている。
もしかして萌音、皆を起こしちゃった?
…わー…。
「…萌音、怒られる?」
「いや、そのくらいじゃ怒らないけど…」
パパがそう答えた、その時。
家のインターホンが、ピンポーン、と鳴った。
お客さんだね。
兄妹の友達でも訪ねてきたのかな、と思っていると。
パタパタと、急いで階段を上がってくる音がした。
誰かと思うと、ママだった。
「あ、萌音ちゃん。ここにいたのね」
「うん、いた」
「李優君が来てくれてるわよ」
と、ママが教えてくれた。
なんと。兄妹のお友達の誰かかと思ったら。
萌音のお友達だった。
萌音の、一番大好きなお友達。
「それは大変だ。萌音ちゃん、すぐ行ってあげなきゃ」
「うん、行ってくるー」
萌音は日記帳を床に置いて、急いで会談を降りて玄関に向かった。
…その後ろで。
「…李優君、か…」
パパが、意味深に呟いた。
「?どうしたの。可愛い娘を男の子に取られるのが心配?」
ママは茶化すように、パパに聞き返した。
「いや、それは…。…まぁ心配だけど」
心配なんだ。
「…彼が何処から来たのか…どうやって萌音ちゃんと知り合って、どうして今も、彼女の傍にいるのか分からない」
だけど、とパパは続けた。
「彼がいてくれたから、萌音ちゃんは優しさを取り戻した。…感謝しないといけないね」
「…そうね」
出会ったばかりの頃。荒れ荒れ萌音だった時のことを思い出して。
パパとママは、互いに顔を合わせてふふっ、と笑った。
あれを笑い話に出来るようになったのだから、萌音は本当に成長した。
それは全て、李優のお陰であり…。
そして、ずっと支え続けてくれたパパとママのお陰だった。
「…パパ…」
「何?やっぱりそれで合ってた?」
「…もしかして、パパにも萌音みたいな、凄い記憶力があるの?」
「…いや…全然ないけど…」
そうなんだ。
でも見つけたんだよね?凄いね。
「萌音より萌音のことをよく知ってる…。萌音マスターだ…」
「う、うん…。それは褒められてるんだか、そうじゃないのか…」
「萌音検定一級を取れるね」
「…それはどうも…」
多分、李優も一級を取れると思うよ。
萌音のこと、よく分かってくれてるから。
実の親よりも。
「萌音探してたの、これ」
「そっか。それは良いんだけど」
…けど?
「読み終わったらここ、ちゃんと片付けてね」
パパが、萌音の周囲を指差した。
そこには、ぐちゃあ…とノートが散らばっていた。
…わー。
そういえばいつの間にか、姉妹の皆が起きて、お布団を片付けている。
もしかして萌音、皆を起こしちゃった?
…わー…。
「…萌音、怒られる?」
「いや、そのくらいじゃ怒らないけど…」
パパがそう答えた、その時。
家のインターホンが、ピンポーン、と鳴った。
お客さんだね。
兄妹の友達でも訪ねてきたのかな、と思っていると。
パタパタと、急いで階段を上がってくる音がした。
誰かと思うと、ママだった。
「あ、萌音ちゃん。ここにいたのね」
「うん、いた」
「李優君が来てくれてるわよ」
と、ママが教えてくれた。
なんと。兄妹のお友達の誰かかと思ったら。
萌音のお友達だった。
萌音の、一番大好きなお友達。
「それは大変だ。萌音ちゃん、すぐ行ってあげなきゃ」
「うん、行ってくるー」
萌音は日記帳を床に置いて、急いで会談を降りて玄関に向かった。
…その後ろで。
「…李優君、か…」
パパが、意味深に呟いた。
「?どうしたの。可愛い娘を男の子に取られるのが心配?」
ママは茶化すように、パパに聞き返した。
「いや、それは…。…まぁ心配だけど」
心配なんだ。
「…彼が何処から来たのか…どうやって萌音ちゃんと知り合って、どうして今も、彼女の傍にいるのか分からない」
だけど、とパパは続けた。
「彼がいてくれたから、萌音ちゃんは優しさを取り戻した。…感謝しないといけないね」
「…そうね」
出会ったばかりの頃。荒れ荒れ萌音だった時のことを思い出して。
パパとママは、互いに顔を合わせてふふっ、と笑った。
あれを笑い話に出来るようになったのだから、萌音は本当に成長した。
それは全て、李優のお陰であり…。
そして、ずっと支え続けてくれたパパとママのお陰だった。


