「よし、それじゃ早速倒しに行こう」
血気盛んな萌音ちゃん、早速バケモノ退治に余念がない。
すると。
「ちょっと、萌音。待て。焦るな」
「ほぇ?」
「まずは情報収集が先だろ?ふぁにに、このフロアのことをよく聞いて…」
さすがリーダー格の李優君は、いつでも冷静だな。
…でも。
「情報収集なら、ふぁにが充分してるからもう必要ないよ」
「え?」
「それより、皆に手伝って欲しいことがあるんだけど」
このフロアを攻略するのは、比較的簡単だよ。
やり方はシンプル。
これまでふぁにがそれを出来なかったのは、一人だと荷が重かったから。
でも、仲間達が全員揃っているなら、話は別だ。
今なら、ふぁにがやりたかったことを出来る。
その為には、仲間達の協力が不可欠なのだ。
「協力してくれるかい?」
「勿論だ。何か策があるのか?」
「あー、まぁ策っつーほど大したもんじゃないんだが…」
そんな格好良い言い方しないでくれよ。
ふぁにの貧弱な頭脳じゃ、思いつく作戦なんてたかが知れてるからな。
「説明してくれるか、ふぁに」
「うん。説明はするんだけど…。えーと、その前に…女性陣は、別の場所に避難しておいた方が良いかもしれない」
「え?」
これは、ふぁになりの気遣いである。
しかし、萌音ちゃんは何を勘違いしたか。
「男女差別だ…」
と、呟いた。
「え、いやそういうつもりじゃ」
「しゅーん…」
違うから。ちょっと、落ち込まないでくれって。
なんか罪悪感を感じる。
「あの…いや、かなりグロいものを見ることになるから…。女性陣は退避しておいた方が良いかな、って…」
「萌音は平気だよ?」
あー、うん。
まぁ萌音ちゃんに関しては、ふぁに以上の歴戦の勇者だからな。
むしろ、ふぁにごとき下っ端が下手な気遣いをすると、有り難いどころか片腹痛いかもしれない。
「ごめん、じゃあ萌音ちゃん、あんたさんは残ってくれ。みらくちゃんとのぞみちゃんだけ、よそのフロアに…」
「そうだな。みらく、お前は上の階に…」
「のぞみも、エレベーターで上の階に戻ってて。あとはお兄ちゃんに任せ、」
「「絶対イヤ」」
みらくちゃんとのぞみちゃん、まさかのハモリ。
表情まで一緒だった。
「私も響也君と一緒に戦うって決めたんだから。私だけ逃げるような真似はしない」
「私だって。お兄ちゃんだけに戦わせたりしない。何を見ることになっても構わない。私も一緒に戦う」
…とのこと。
マジかよ。
のぞみちゃんは、まぁ分かるとして…みらくちゃんまで。
この子がこんなにはっきりと物を言うなんて。
しばらく見ないうちに、随分成長したなって。
血気盛んな萌音ちゃん、早速バケモノ退治に余念がない。
すると。
「ちょっと、萌音。待て。焦るな」
「ほぇ?」
「まずは情報収集が先だろ?ふぁにに、このフロアのことをよく聞いて…」
さすがリーダー格の李優君は、いつでも冷静だな。
…でも。
「情報収集なら、ふぁにが充分してるからもう必要ないよ」
「え?」
「それより、皆に手伝って欲しいことがあるんだけど」
このフロアを攻略するのは、比較的簡単だよ。
やり方はシンプル。
これまでふぁにがそれを出来なかったのは、一人だと荷が重かったから。
でも、仲間達が全員揃っているなら、話は別だ。
今なら、ふぁにがやりたかったことを出来る。
その為には、仲間達の協力が不可欠なのだ。
「協力してくれるかい?」
「勿論だ。何か策があるのか?」
「あー、まぁ策っつーほど大したもんじゃないんだが…」
そんな格好良い言い方しないでくれよ。
ふぁにの貧弱な頭脳じゃ、思いつく作戦なんてたかが知れてるからな。
「説明してくれるか、ふぁに」
「うん。説明はするんだけど…。えーと、その前に…女性陣は、別の場所に避難しておいた方が良いかもしれない」
「え?」
これは、ふぁになりの気遣いである。
しかし、萌音ちゃんは何を勘違いしたか。
「男女差別だ…」
と、呟いた。
「え、いやそういうつもりじゃ」
「しゅーん…」
違うから。ちょっと、落ち込まないでくれって。
なんか罪悪感を感じる。
「あの…いや、かなりグロいものを見ることになるから…。女性陣は退避しておいた方が良いかな、って…」
「萌音は平気だよ?」
あー、うん。
まぁ萌音ちゃんに関しては、ふぁに以上の歴戦の勇者だからな。
むしろ、ふぁにごとき下っ端が下手な気遣いをすると、有り難いどころか片腹痛いかもしれない。
「ごめん、じゃあ萌音ちゃん、あんたさんは残ってくれ。みらくちゃんとのぞみちゃんだけ、よそのフロアに…」
「そうだな。みらく、お前は上の階に…」
「のぞみも、エレベーターで上の階に戻ってて。あとはお兄ちゃんに任せ、」
「「絶対イヤ」」
みらくちゃんとのぞみちゃん、まさかのハモリ。
表情まで一緒だった。
「私も響也君と一緒に戦うって決めたんだから。私だけ逃げるような真似はしない」
「私だって。お兄ちゃんだけに戦わせたりしない。何を見ることになっても構わない。私も一緒に戦う」
…とのこと。
マジかよ。
のぞみちゃんは、まぁ分かるとして…みらくちゃんまで。
この子がこんなにはっきりと物を言うなんて。
しばらく見ないうちに、随分成長したなって。


