「そういうりーちゃんは、誰のことが好きなの?」
「私のことは良いのよ」
何でよ。
人には根掘り葉掘り聞こうとするのに、自分は黙っとこうなんて卑怯じゃないの。
「えー、意外…。のぞみは絶対秋本君だと思ってたのに…」
「何でそうなるのよ…。秋本君に失礼でしょ」
「え?でも、秋本君は絶対、のぞみのことが好きだと思うよ」
またしても、噴き出すとこ(ry。
今朝だけで、一体何度噴き出しかけたのよ。
「だって秋本君、のぞみと話す時はいつも表情が違うもん。あれは絶対、恋をしてる顔よ」
「あー、はいはい。そうね」
もう相手にしないわよ。
そんな戯言、いちいち付き合ってられないからね。
「のぞみ、秋本君のこと嫌いなの?」
「…別に、嫌いな訳じゃないけど…」
「えー。じゃあ良いじゃん」
良いじゃんって何よ。何も良くないわよ。
「秋本君は優しいし、親切だし、話も合うけど…。でも、ただの友達よ」
「恋愛対象じゃないの?」
「全然」
「…のぞみってどういうタイプが好きなの?」
さぁ。どういうタイプかしらね。
少なくとも、この学校にいる人は、私の恋愛対象にはならないでしょうね。
生きている世界が違い過ぎるもの。
「どういうタイプも何も…。そうね…考えたことなかったわ」
「ふーん…?意外とドライなのね、のぞみ」
ドライって言うか。
生きることに精一杯で、恋愛なんて考えてる余裕がなかっただけよ。
今だってそう。
毎日の生存競争に打ち勝つこと以外に、リソースを割く余裕なんてない。
りーちゃんの言うことは、根拠も何も無い戯言だと思ってるけど。
仮に、秋本君が私のことを好いてくれていたのだとしても、私にとってはどうでも良い。
多分、私が誰かを恋愛の意味で好きになることなんて、一生ないと思う。
…それに、そんなことは許されない。
…当たり前でしょう?
私は自分が生きる為に、平気で他人を踏みつけにして生きてきたのよ。
お兄ちゃんだってそう。
お兄ちゃんの罪は、私も一緒に背負うべき罪。
こんな血まみれの手で、今更誰かに触れようなんて思わないわよ。
私もお兄ちゃんも、生きる為に犯した全ての罪を背負って、生きていかなければならないのだから。
空に望みを託すとてⅣ END
「私のことは良いのよ」
何でよ。
人には根掘り葉掘り聞こうとするのに、自分は黙っとこうなんて卑怯じゃないの。
「えー、意外…。のぞみは絶対秋本君だと思ってたのに…」
「何でそうなるのよ…。秋本君に失礼でしょ」
「え?でも、秋本君は絶対、のぞみのことが好きだと思うよ」
またしても、噴き出すとこ(ry。
今朝だけで、一体何度噴き出しかけたのよ。
「だって秋本君、のぞみと話す時はいつも表情が違うもん。あれは絶対、恋をしてる顔よ」
「あー、はいはい。そうね」
もう相手にしないわよ。
そんな戯言、いちいち付き合ってられないからね。
「のぞみ、秋本君のこと嫌いなの?」
「…別に、嫌いな訳じゃないけど…」
「えー。じゃあ良いじゃん」
良いじゃんって何よ。何も良くないわよ。
「秋本君は優しいし、親切だし、話も合うけど…。でも、ただの友達よ」
「恋愛対象じゃないの?」
「全然」
「…のぞみってどういうタイプが好きなの?」
さぁ。どういうタイプかしらね。
少なくとも、この学校にいる人は、私の恋愛対象にはならないでしょうね。
生きている世界が違い過ぎるもの。
「どういうタイプも何も…。そうね…考えたことなかったわ」
「ふーん…?意外とドライなのね、のぞみ」
ドライって言うか。
生きることに精一杯で、恋愛なんて考えてる余裕がなかっただけよ。
今だってそう。
毎日の生存競争に打ち勝つこと以外に、リソースを割く余裕なんてない。
りーちゃんの言うことは、根拠も何も無い戯言だと思ってるけど。
仮に、秋本君が私のことを好いてくれていたのだとしても、私にとってはどうでも良い。
多分、私が誰かを恋愛の意味で好きになることなんて、一生ないと思う。
…それに、そんなことは許されない。
…当たり前でしょう?
私は自分が生きる為に、平気で他人を踏みつけにして生きてきたのよ。
お兄ちゃんだってそう。
お兄ちゃんの罪は、私も一緒に背負うべき罪。
こんな血まみれの手で、今更誰かに触れようなんて思わないわよ。
私もお兄ちゃんも、生きる為に犯した全ての罪を背負って、生きていかなければならないのだから。
空に望みを託すとてⅣ END


