「あの日、君は僕の希望になったんだ…。僕にとって、本当の『のぞみ』は君なんだ」
「…」
…私?
私がのぞみ…?お兄ちゃんの妹?
「血が繋がっているかどうかなんて、どうでも良い…。僕が君を助けたんじゃない。希望を失った僕を、君が生かしてくれたんだ…」
そう言って、お兄ちゃんは鉄パイプを床に放り。
こちらに歩み寄ってきて、そして私を抱き締めた。
血まみれの手で。
「君が僕の『のぞみ』になってくれたから、僕はこうして生きることが出来た…。僕の『のぞみ』になってくれてありがとう。…のぞみ」
「…お…お兄ちゃん…」
私は、溢れ出る涙を拭う代わりに。
お兄ちゃんの身体に、両腕を回した。
「お兄ちゃん…。お兄ちゃんっ…お兄ちゃんっ…」
「うん、のぞみのお兄ちゃんだよ…。もう大丈夫だからね…」
「う、うぅ…」
私達は歪んだ兄妹だ。
互いが互いに依存した、狂った兄妹だ。
だけど、それが何だと言うのだろう。
歪んでいるからこそ、狂っているからこそ、私達は生きてこられた。
この偏愛が、私達を生かしたのだ。
それだけが事実だ。
「…」
…私?
私がのぞみ…?お兄ちゃんの妹?
「血が繋がっているかどうかなんて、どうでも良い…。僕が君を助けたんじゃない。希望を失った僕を、君が生かしてくれたんだ…」
そう言って、お兄ちゃんは鉄パイプを床に放り。
こちらに歩み寄ってきて、そして私を抱き締めた。
血まみれの手で。
「君が僕の『のぞみ』になってくれたから、僕はこうして生きることが出来た…。僕の『のぞみ』になってくれてありがとう。…のぞみ」
「…お…お兄ちゃん…」
私は、溢れ出る涙を拭う代わりに。
お兄ちゃんの身体に、両腕を回した。
「お兄ちゃん…。お兄ちゃんっ…お兄ちゃんっ…」
「うん、のぞみのお兄ちゃんだよ…。もう大丈夫だからね…」
「う、うぅ…」
私達は歪んだ兄妹だ。
互いが互いに依存した、狂った兄妹だ。
だけど、それが何だと言うのだろう。
歪んでいるからこそ、狂っているからこそ、私達は生きてこられた。
この偏愛が、私達を生かしたのだ。
それだけが事実だ。


