放課後。家に帰るなり。
私は、震える手で『処刑場』を起動した。
そして、ようやく返信を書き込んだ。
『M・Y∶みらくです。
M・Y∶長い間返信しなくてごめんなさい』
私が書き込むと、すぐに返信が来た。
佐乱李優さんだった。
『天使ちゃん∶良かった!無事だったんだな。
天使ちゃん∶大丈夫か?』
…それはどういう意味の「大丈夫か?」なのか。
生きているかという意味か、それとも悪夢の中での…。
すると。
『天使ちゃん∶響也は?』
その名前を見て、私はドキンとした。
絶対に聞かれると思っていた。
…当然だよね。当然の疑問だよね…。
…なんて答えたら良いのか。
響也くんは、私の為にずっと…毎晩…何度も死んでくれてます、って言えば良いの?
…答えない訳にはいかなかった。
『M・Y∶響也くんは、分からない
天使ちゃん∶分からないってどういうことだ?
M・Y∶何が起こってるか分からないの。響也くんは、毎晩…』
私は、夢の中で毎日何が起こっているのかを、掲示板で説明した。
毎晩、響也くんは手術台の上で、死に戻りを繰り返していることを。
これが一体どういう現象なのか、先輩である李優くんなら分かるかもしれないと思った。
…でも。
『M・Y∶李優くん、これがどういうことか分かる?
天使ちゃん∶ごめん。俺にも分からない』
…そう、なんだ。
李優くんでさえ…分からないんだ。
『天使ちゃん∶俺は長いこと生贄をやってるが、そんなことは初めてだ。
天使ちゃん∶それじゃ、響也は今、逃げることも戦うことも出来ないっていう状況なのか?
M・Y∶そうなの。』
響也くんは今、何の抵抗も出来ないまま、毎晩のようにずっと殺され続けている。
『天使ちゃん∶それが本当なら、相当不味い状態だな』
…えっ…。
『M・Y∶何がどう不味いの?教えて
天使ちゃん∶夢の中での死は、現実を侵食するからだ。』
…侵食。
それは、私達生贄にとって恐怖だった。
『天使ちゃん∶そんなに何度も死に続けてるなら、相当現実を侵食されているらずだ。
天使ちゃん∶響也がまだ正気を守っているかどうか』
「…そんな…」
私は李優くんの言葉に、酷く打ちのめされた。
もう…正気を失うくらい現実を侵食されてるの?
響也くんが一切『処刑場』の掲示板に現れないのも、それが理由なの?
響也くんは…今、どうなっているの?
私は、震える手で『処刑場』を起動した。
そして、ようやく返信を書き込んだ。
『M・Y∶みらくです。
M・Y∶長い間返信しなくてごめんなさい』
私が書き込むと、すぐに返信が来た。
佐乱李優さんだった。
『天使ちゃん∶良かった!無事だったんだな。
天使ちゃん∶大丈夫か?』
…それはどういう意味の「大丈夫か?」なのか。
生きているかという意味か、それとも悪夢の中での…。
すると。
『天使ちゃん∶響也は?』
その名前を見て、私はドキンとした。
絶対に聞かれると思っていた。
…当然だよね。当然の疑問だよね…。
…なんて答えたら良いのか。
響也くんは、私の為にずっと…毎晩…何度も死んでくれてます、って言えば良いの?
…答えない訳にはいかなかった。
『M・Y∶響也くんは、分からない
天使ちゃん∶分からないってどういうことだ?
M・Y∶何が起こってるか分からないの。響也くんは、毎晩…』
私は、夢の中で毎日何が起こっているのかを、掲示板で説明した。
毎晩、響也くんは手術台の上で、死に戻りを繰り返していることを。
これが一体どういう現象なのか、先輩である李優くんなら分かるかもしれないと思った。
…でも。
『M・Y∶李優くん、これがどういうことか分かる?
天使ちゃん∶ごめん。俺にも分からない』
…そう、なんだ。
李優くんでさえ…分からないんだ。
『天使ちゃん∶俺は長いこと生贄をやってるが、そんなことは初めてだ。
天使ちゃん∶それじゃ、響也は今、逃げることも戦うことも出来ないっていう状況なのか?
M・Y∶そうなの。』
響也くんは今、何の抵抗も出来ないまま、毎晩のようにずっと殺され続けている。
『天使ちゃん∶それが本当なら、相当不味い状態だな』
…えっ…。
『M・Y∶何がどう不味いの?教えて
天使ちゃん∶夢の中での死は、現実を侵食するからだ。』
…侵食。
それは、私達生贄にとって恐怖だった。
『天使ちゃん∶そんなに何度も死に続けてるなら、相当現実を侵食されているらずだ。
天使ちゃん∶響也がまだ正気を守っているかどうか』
「…そんな…」
私は李優くんの言葉に、酷く打ちのめされた。
もう…正気を失うくらい現実を侵食されてるの?
響也くんが一切『処刑場』の掲示板に現れないのも、それが理由なの?
響也くんは…今、どうなっているの?


