新しいのぞみを得てから、僕は本物ののぞみのことを忘れてしまっていた。
忘れてしまっていたことに気づいたのは、その夢の中で、死んだ妹と同じ顔をした人面犬に出会ったからだ。
その時になってようやく、僕は思い出した。
…そうだ。今ののぞみは偽者ののぞみなんだ。
本物ののぞみは…もう、とっくに…この世にはいなかった。
僕の本当の妹は…ここに…この夢の中にいたんだ…。
都合良く改ざんし、記憶から抹消していた本物の家族を前にして。
僕は、遠い場所に置き去りにしてきた忘れ物を、目の前に届けられたような気がした。
ごめん…。忘れてて。
寂しかったよね…。一人で、辛かったよね。
置き去りにして…本当にごめんね。
「…のぞみ…」
例え犬の身体をしていても、それは僕にとってのぞみだった。
記憶の中に忘れてきた、たった一人の、本物の妹…。
忘れてしまっていたことに気づいたのは、その夢の中で、死んだ妹と同じ顔をした人面犬に出会ったからだ。
その時になってようやく、僕は思い出した。
…そうだ。今ののぞみは偽者ののぞみなんだ。
本物ののぞみは…もう、とっくに…この世にはいなかった。
僕の本当の妹は…ここに…この夢の中にいたんだ…。
都合良く改ざんし、記憶から抹消していた本物の家族を前にして。
僕は、遠い場所に置き去りにしてきた忘れ物を、目の前に届けられたような気がした。
ごめん…。忘れてて。
寂しかったよね…。一人で、辛かったよね。
置き去りにして…本当にごめんね。
「…のぞみ…」
例え犬の身体をしていても、それは僕にとってのぞみだった。
記憶の中に忘れてきた、たった一人の、本物の妹…。


