「立って。起きて」
萌音は、バケモノ忍者Bの襟首を掴んで、無理矢理引っ立てた。
その顔を覆っていた黒装束を引き千切ると。
その下から、まるで普通の女の人みたいな顔が出てきた。
ふーん。この人、女の人だったんだ。
みんな黒い服着て顔を隠してるから、男女の区別も覚束ない。
女の人なのに、顔、スコップで殴っちゃってごめんね。
だけど、先に拳銃を向けてきたのは君だから。
「…ムノタレクデイナサロココ…」
忍者B、改め。
女の忍者なので、くノ一さんだね。
そのくノ一さんが、何やら呻いていた。
でも、なんて言ってるのか分からない。
忍者語は分かんないよ、萌音。
「モニナハトコイタリシノチタエマオハンブジ…」
だから分かんないって。
でもその声色から、多分、命乞いしてるんだということは分かる。
バケモノでも命乞い、するんだ。
自分は真っ先に、萌音が命乞いする間もなく、萌音を殺す為に拳銃を向けてきた癖に。
どうして、自分の命乞いだけは聞いてもらえると思ったの?
そんな虫の良い話は有り得ないよね。
まぁ、萌音は命乞い、しないけど。
とはいえ。
命乞いしてくれてるなら、有り難い。
「生きたいんだよね?じゃあついてきて」
「レクデイナサロコ…サロコ…」
「何言ってるのか分かんないよ。早く動いて」
「ゥグッ…」
どうやら、お互い言葉通じないみたいだし。
無理矢理動いてもらうしかないよね。
「萌音…どうするつもりなんだ?」
と、訝しむ李優。
「エレベーターだよ、李優。エレベーター、この人に使えるようにしてもらおう」
「…!」
萌音が何しようとしてるのか、李優も気づいたようだ。
萌音は、バケモノ忍者Bの襟首を掴んで、無理矢理引っ立てた。
その顔を覆っていた黒装束を引き千切ると。
その下から、まるで普通の女の人みたいな顔が出てきた。
ふーん。この人、女の人だったんだ。
みんな黒い服着て顔を隠してるから、男女の区別も覚束ない。
女の人なのに、顔、スコップで殴っちゃってごめんね。
だけど、先に拳銃を向けてきたのは君だから。
「…ムノタレクデイナサロココ…」
忍者B、改め。
女の忍者なので、くノ一さんだね。
そのくノ一さんが、何やら呻いていた。
でも、なんて言ってるのか分からない。
忍者語は分かんないよ、萌音。
「モニナハトコイタリシノチタエマオハンブジ…」
だから分かんないって。
でもその声色から、多分、命乞いしてるんだということは分かる。
バケモノでも命乞い、するんだ。
自分は真っ先に、萌音が命乞いする間もなく、萌音を殺す為に拳銃を向けてきた癖に。
どうして、自分の命乞いだけは聞いてもらえると思ったの?
そんな虫の良い話は有り得ないよね。
まぁ、萌音は命乞い、しないけど。
とはいえ。
命乞いしてくれてるなら、有り難い。
「生きたいんだよね?じゃあついてきて」
「レクデイナサロコ…サロコ…」
「何言ってるのか分かんないよ。早く動いて」
「ゥグッ…」
どうやら、お互い言葉通じないみたいだし。
無理矢理動いてもらうしかないよね。
「萌音…どうするつもりなんだ?」
と、訝しむ李優。
「エレベーターだよ、李優。エレベーター、この人に使えるようにしてもらおう」
「…!」
萌音が何しようとしてるのか、李優も気づいたようだ。


