私は恥ずかしくなり
航太に背を向けた


「ちっ違う!!
全部なし!!
忘れて!!」


その瞬間
航太に抱き締められた


「航太………?」


「俺もずっと羽留香の事
好きやったねん……
やのに羽留香
一緒に風呂入るとかゆうし
勝手に俺の布団で寝てるし
羽留香は俺の事なんも
思ってないと思って……
やのに勝手にどっか行って
急に現れて
好きとかゆうし………
羽留香のぼけ!!!」


「なっ!!!
羽留だって航太との
仲が壊れたら嫌やと思って
ゆわんかったのに
ぼけってなんやねん……
航太のあほぉ"ーーーー」


私は大泣きした
航太はそんな私を
ずっと抱きしめてくれていた


泣き疲れていつの間にか
寝ていたのか
私は布団の中にいた


「あれ?
なんで羽留布団に居るん?」


隣を見ると航太が眠っていた


「そっか…
羽留泣き疲れて寝たんか…」


「ん"……」


「航太おはよ」


「羽留香………
こっちおいで」


そう言って両手を広げる


「うん!!」


私は航太の腕に抱かれ
そのまままた2人で
眠りについた