少女と過保護ーズ!!続

「ケント」



凛さんに呼ばれ、渋々黙るケントさん。



「ケントの言うことは正しい」



凛さんが真っ直ぐ俺を見て言いきる。



「ふふ。ほんのちょっと見ないだけで、本当随分変わったわね、八雲」


「………」


「良い変化」



凛さんの言葉に嬉しそうに健さんが頷いた。



変わった?

俺が?



「あたし達がいるでしょーが。"家族"でしょ?"家族"は絶対に不幸にしない。考えましょ。一番良い方法を。あたしだって、こんな状態のハイネをそんな家に返すことなんて出来ない」



施設に入れたとしても"親族"という名の元連れ戻されることは必須。



「こういう時は大人に頼ればいいんだ。ガキ」



ケントさんが俺の頭を乱暴に撫で、ハイネに笑いかける。



「君も」



そして、ハイネの頭も。


くすぐったそうに笑うハイネにホッとする。



敵わない。

本当に昔から。



「ありがとうございます。よろしくお願いします」


「お願いします」


「「「まかせろ」」」



二人で頭を下げれば、3人が笑って頷いてくれる。



「……あっ」


「「「「………??」」」」


「健さん今喋った?」


「………」