少女と過保護ーズ!!続

「凛さんっ!!」


毛布にくるみ抱き抱えたハイネを連れて"シャーウッド"に駆け込めば、お金の計算をしてたらしい凛さんが目を丸くして俺達を見た。



「早く2階へ」



さすがは初代総長の女。


慌てるでもなく、すぐに動いてくれる。



「体が冷えきって、目を覚まさない」


「ん。健、風呂」


「……」



コクンと頷いた健さんが風呂場へ。



俺達はリビングへ行くとソファーにハイネを寝かせる。



「ハイネ…。ハイネ」



多少顔色が戻ってくるも、まだ目を覚ます気配はない。



「あんたがこんなに取り乱すなんてね。八雲」



ストーブを引っ張り出してきてくれた凛さんが目を細めて言う。



「にしても、コレは…」



その目をそのままハイネへ。


殴られた腫れた両頬。


体を一度見るため毛布を剥いでジャンパーを脱がせば、ほぼ素肌に近かった。


白い肌には、服を、下着を取るためか、引っ掻いたような傷が何個もあった。


そして靴も履かず走ったんだろう足の裏はボロボロ。


何があったかなんて、簡単にわかってしまう痛ましい姿。



「……っっ!!」



息が出来なかった。