少女と過保護ーズ!!続

ケータイ番号の書かれた紙。



"何かあったらかけてこい"



そう言って、ケータイを持ってないあたしのために番号を書いてくれたんだった。



丁寧に畳まれた紙を取り出せば…何か包んである。


??

内ポケットに入れたのは八雲さんだから。


何かはわからない。


なんだろう…?



落とさないように包みを開けると、100円だった。



きっと、小銭がなかったり、財布を持てなかった時のために……と忍ばせてくれたに違いない。



八雲さ…。



どうしてこんなにもあたしなんかのためにしてくれてるんだろう…。



さっきは泣くことも出来なかったのに、ソレに触れただけで涙がボロボロと零れた。



今日だけ…。



今だけ…頼ってもいいかな…?



声だけでも聞きたい…。



100円と紙をしっかりと握りしめて、震える体と痛む足を無視して、公衆電話を探すためあたしは歩き出した。