少女と過保護ーズ!!続

(おまっ!?チビぃぃぃぃっっ!!俺達を置いて行くんじゃねぇよっっ!!てか、どこへ行くーー!?)


「知らんしっっ!!」


(知らんのかいっ!!)


「……疲れた。乗っけてって…」


(走って1分もたってないわっ!!つか、お前を乗せたら潰れる!!)


「軟弱ものがーー!!」


(ナンパものは桂だっ!!)


「確かになっ!!」


(いやいや君達…)



ギャンギャンいつものように騒ぎながら進めば、ドンドン周りが明るくなっていく。

目覚めの時。



((((必ず!!迎えに行く!!待ってろ!!!!)))


真っ直ぐあたしを見て言う“黒豹”に。


うん。

信じてるよ。



「大好きだからね!!」



そう叫んだところで、あたしの意識はある一点に引っ張られていった。






あたしは大丈夫だから。


泣かないで…八雲さんーー。