少女と過保護ーズ!!続

ハイジとハニーの間に道が出来、二人が仲良く抱き合う。


ええ光景やな。


「元気やったか?」

「もちろん‼」

「…………」

「落ち着きや、やっちん」

「やっちんは止めろ」


そしてハニーもハイジを抱きしめたまま、真木を見て煽るのは止めたって。

怖いから。

ワシ1人では二人の激突は止められへんから。

なんや、このメンバーが揃うとワシ真面目やん。

いややん。


「今日は……のぁ‼??」


ハイジがハニーから離れた所で、真木がハイジを抱き上げた。

今度は真木がフフンとハニーを煽る。

ホンマ止めてくれ。


「拓実」

「おん?」


ハイジに呼ばれる。


「ハイ」


渡されたのはカード。

それはまさしく!


「おおおおおお‼」

「!?そんなに喜ぶ!?」

「当たり前や‼お前ら真っ先にワシらんとこやろーが‼ワシがどんだけ頑張ったと思ってんねん‼」

「うんうん」


ハニー‼

ハニーがワシの言葉に頷いてくれる。

愛しいなぁ、もう。


「そっか、ごめん。拓実と姉御とはゆっくり話したくて最後に…………」

「ならいいねん」

「早っ‼理解早っっ‼」

「ふふ。ダーリンってば」

「きゃっ!ハニー、恥ずかしいわぁ」

「きしょい」

「仲良し‼」


抱きついてきたハニーをしっかり抱きしめ返してれば、冷めた真木とニコニコハイジ。

ピョコンっと真木の腕から下りたハイジが高々と片腕を上げた。


「ではっっ‼クリスマスパーティ来てくれるかなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー‼??」

「「「いいともー‼‼」」」


ハイジの叫びに、ワァァァァッ‼と皆で盛り上がる。


「あいたっ!?」


誰や!?

靴飛ばしてんの!?


「チビ子、またね」

「ん。姉御、絶対に来てね‼待ってる‼」

「じゃあな、"死桜"……」

「八雲さん」

「「??」」


ハイジがやっちんを見よる。

凄い真剣な表情で見よる。


どした?


「ハイネ……」

「そんな顔してもダメです」

「…………じゃあな……拓実」

「え!?」

「あ"!?」


名をっ名を呼ばれた!?

やっちんに名を呼ばれるのは初めてやん‼??


「やっちん‼って、速っっ‼‼」


感動してたら、もう二人の姿はなかった。


「ウォシュレめー‼ダーリンは渡さん‼」

「ハニー!?」


なんで、なんで、ワシを殴るん!?

未だに盛り上がる中


「お前らは留守番やぞ」

「「「「‼??」」」」

「そやで。こんな人数で行ったら迷惑やろ」


さすがマイハニー。

ようわかっとる。

行くのはワシとハニーだけや。


「ずっこい‼」

「二人だけなんて、ずるいわっっ‼」

「ずるっ‼ずるっ‼ずるっ‼」


ギャーギャーと騒ぐ野郎共。


「じゃ、こないしよ。レースで勝った二人を連れてったる」


"死桜"の決着の着け方は常にレースだ。



「「「おおおおーーーーーーーーーーーー‼‼」」」


今日も"死桜"は喧しい。

まぁ、それがワシらやな。

皆を見守ってれば、


「何やってんの、ダーリン。やるで」

「ワシも‼??」


いやいや、ワシはお呼ばれ……


「自信ないん?」

「あ?」

「「「総長ーーーーー‼‼」」」

「やったるわっ‼誰だろーがかかってこいやぁ‼‼」


総長の底力見せたるわ!

んで、やっちんにもう一度「拓実」って呼ばすんじゃい‼


「絶対に勝たさへん」

「ハニー‼??」