少女と過保護ーズ!!続

拓実side


「おおおおおおおおおっ‼」

「「「おおおおおおおおおっっっ‼」」」


え?

なんやの、これ?

ハイジ何やっとんの?

やっくんのバイクのエンジン音が聞こえてきて急いで下に下りた。


そしたらもうバイクは着いとって……。

やっくんと"死桜"の鉄壁……6人の背の高い奴らに囲まれたハイジがおった。


おいおい、もうハイジ見えとらんやんか。

見事に隠れてしもうとるやんか。

なんでお前ら、ハイジを囲んでんねん。

なんかの儀式か?


「小せぇな」

「これが総長と姉御のお気に入り"チビ姫"か」

「マジ小せぇっ‼」

「小学生?」

「ブホッッ‼‼」


凄い真剣に、ハイジを小さい小さい言うとる。

しかも小学生やと。

笑ける‼


「お前らっっ‼突然あたしを取り囲んだと思ったらっっ!」

「いやいや、"チビ姫"が走ってきたんだからな」

「デッケェ!って言いながら自ら来たんだからな」

「うぐっ‼」


怯むハイジ。

本当のことらしい。


「あたしの心は深く傷付いた‼」


あっ、無視したわ。

自分の都合の悪いことは丸っと無視したわ。

そういうとこが、あんねんな。

ハイジは。


「傷付いたから、その身長をちょっとずつあたしに寄越せーーーー‼‼」

「ハイネ……」


真木がものっそい残念な顔で、ハイジ見とるわ。

わかる‼

あの子、馬鹿の子や。

まごうことなき馬鹿の子や‼

身長なんかやれるか。


「「「だぁぁぁぁっはっはっはっはっ‼‼」」」


そんな馬鹿の子ハイジに鉄壁から笑いが起き


「ぎゃあーっっ‼かごめるなぁぁぁぁぁぁ‼‼」


何を思ったかハイジを中心に突然回り出す。

ハイジ絶叫。


おいおい、総長無視して楽しそうやなお前ら。


ワシもいれろや。


「"死桜"」

「うちの者がすまんのぅ。やっくん」




「やっくんって言うな。そう呼んでいいのは麻也だけだ」

「なら、やっちん!」

「……殴られてぇか?」

「怖いのぅ、けけけ」


ハイジの楽しそうな様子にイジけとる真木。

ほんま、ハイジのことになると人間らしゅうなる。

やっちんのパンチをヒョイヒョイかわしながら笑っとったら


「チビ子っっ‼」


マイハニーが来た。


「姉御っ‼」

「姉さん‼」

「姉御ぉっ‼‼」


…………。


なんでお前まで"姉御"呼びやねん、ハイジ。