少女と過保護ーズ!!続

バターンッッ‼


「‼??」


なんか、桂が倒れた‼

竜ちゃんじゃなくて、桂が倒れた‼


ひぃひぃ笑いながら廊下を転げてる。


「おい、あんまりそっちに行くと落ち……」

「ぎゃああああああああああああああっ」


落ちるぞ。

そう言う前に


ドテドテドテドテーーーーーーーッッ‼‼

と、アホ桂は見事に階段を転げ落ちていった。

喧しいことこの上ないな‼


これじゃあ覗いてるのがチビネにバレ……

バレ……


「おおぅ……」


バレました。

扉全開、仁王立ちで俺達を見下ろすチビネ。


しかし


「あたし知ってる‼その答え‼」


お?お?

覗いてたの、怒ってないのか……?

俺らは恐る恐るチビネを見上げる。

お粥を持ったまま、グッと拳を握るチビネ。


お粥が溢れる‼

そして俺らを睨んでくる八雲。

邪魔してすまん……。

が、しかしすぐに微妙な表情になる八雲と嫌そうな麻也。

お前……本当にチビネを可愛いと思ってるのか……?


「いいだろう、チビよ。聞いてやる‼」


なんで偉そうなんだ、竜ちゃん。


「それはね、トータルテンボ◯‼」

「「お笑い芸人だ‼」」

「えっ!?」


八雲、麻也、同時にツッコミ。


ヒュー…………パタン。

それと何故か閉まってしまった扉。

虚しい音がして八雲とチビネの姿が見えなくなった。


「んじゃまっ、行くか」


それを気にする様子もなく竜ちゃんが立ち上がった。

んー。と伸びをすれば、ボキボキボキーーッとなんとも小気味良い音が竜ちゃんの体から聞こえてくる‼


いやいや、それどっか折れただろ!?

ほれ、なんか変な顔してるし‼


「だね、準備でもしようか」


チビのことも、竜ちゃんのことも、なかったことにしてこれまた立ち上がる麻也。

それに俺も続く。

あっ、そだ。

ここで俺はある奴らを思い出す。

チビネに会わせる約束をした。

良い機会だ。

アイツらも呼ぼう。


そう考えながら立ち去る前に扉を見る。


チビネと八雲。

今見る限り、あの二人なら大丈夫だと思える。

だけど……もし……

動かない俺に麻也が、ポンっと背中を叩いてきた。


「麻也」

「俺らもいる」

「ああ」


二人でも乗り越えられない時があるなら、どうか俺らを頼ってな。

助けるよ、必ず。

麻也に大きく頷いて、歩き出す……が。


「で?麻也、さっきの答えは?」

「おっ!そだそだ!ハウステンボスじゃねぇのか?」

「前にも言ったことがあると思うけど、答えは……」

「「答えは……??」」


竜ちゃんと二人、麻也の方へ身を乗り出す。


「トーテムポール」

「「「トーテムポール??」」」


あっちでチビネも答えを聞いていたのか、チビネとも声がハモった。

奇跡の三馬鹿‼


しかし……


「「「トーテムポール……」」」

「何?何か不服?」

「「「トーテム……」」」

「「俺が間違えてるとでも??」」


まさかの八雲と麻也のハモり‼


「「「思いません‼」」」

「「宜しい」」


八雲と麻也には勝てない‼

身を持って知ってる三馬鹿なのであったーーーーーー。