少女と過保護ーズ!!続

桂side


なんの前触れもなく八雲が倒れた。

チビ助がパニクり周りが騒然とする中、竜ちゃんがマッチョズを呼んでとりあえず八雲をチビ助の部屋へ。


「け……桂?やく……八雲さ……が……」

「大丈夫。大丈夫だ。ほら俺らも行くぞ」


動けず震える小さな体を抱き上げて、俺らも"シャーウッド"へと向かった。

ベッドに寝かせて熱を計れば38.9℃。

おいおいおいっ

えらいこっちゃじゃねぇか‼

状況を理解した瞬間、皆がいっせいに動き出した。

竜ちゃんは心配してる車庫の皆に八雲の容態と今日のパーティーはお開きだと告げに行き。


蓮はコンビニへ冷えピタ、ポカリやらを買いに。

チビ助と麻也は氷枕やらを用意しに行った。


んで、俺はというと八雲の見張り役なんだが……

まぁ、倒れるのも無理はない。

コイツが一番、ずっと気を張ってた。

俺らが風邪で寝込んだりしたし、余計に。

疲れが出たんだなぁ……。


「しっかり休めってこと……」


だな、と八雲の頭を撫でてやろうとした。

こんな時でしか無理だからな。


が、急に……今まで熱があるとは思えないほど、穏やかな表情で寝てた奴がいきなり魘され出した。


胸を押さえて苦しそうに。

あっ‼??

なんだ‼??どうした‼??


「おいっ‼八雲‼どうした!?八雲‼」


揺さぶるも起きない。


「……ネっ!?…………イネ‼」


チビ助を呼んでる!?

が、チビ助は今1階だ。

とりあえず起こさねぇと、この魘され方は尋常じゃねぇ。


「八雲っ‼」


熱も相まっての悪夢か!?

幾ら呼んでも八雲は一向に目を覚まさない。

苦しそうにチビ助を呼ぶだけ。


もういっそ、チビ助を呼んで起こさせ……


「志門っ‼‼」