竜希side
「んで??なんで、うちの双子は不機嫌丸出しなんだ??」
"グール"をたらふく食い散らかした後、俺らは車庫へと戻ってきた。
真夜中だが、皆で勝利の祝杯をあげ、ドンチャン騒ぎ真っ最中。
そんな中、我が家の末っ子ズ、麻也とチビは仲良く1つのイスに二人で座りムッスーっと膨れっ面。
チビにいたっては、右頬が少しだけ腫れて、引っ掻き傷まである。
チビと八雲。
桂と麻也。
俺と蓮。
で別行動だった。
チビと八雲は"グール"の姫を追わせ、桂と麻也には"グール"の倉庫を襲撃させ、俺と蓮は実行犯を撃退。
チビはしっかり"グール"の姫を捕まえたし
麻也は見事に"グール"の倉庫を壊滅させた。
のに、何故に不機嫌??
相手の姫もこれでもかってくらい右頬を腫らしてて笑ったんだが。
聞けば、チビ怒りのビンタ連打だったらしい。
見たかった‼
二人の前に立ち、二人が口を開くのを待つ。
「つまらんかった……。何アイツら、激弱なんだけど」
「つまらんかったんか」
「うん。体力あまりまくり」
こんの可愛い末っ子は、顔に似合わず本当に好戦的で喧嘩大好きなのだ。
「竜くん、後で相手して」
おおぅ、俺とやるだと?
まっ、いいか。
俺も奴らが弱すぎて体力あまってっし。
麻也がどれだけ強くなったか知りたいしな。
「いいぜ。後で相手してやる」
睨むように笑ってそう言えば、パッと笑顔になった麻也。
やっぱり、麻也は笑顔が可愛いな。
闘志剥き出しだが。
「やった‼約束ね‼」
「ああ」
……って、おいこら桂。
なんで満面の笑みで中指突き立ててんだ。
そこは親指だろうが、その中指へし折んぞ?
バチバチっと桂と目と目で会話してたら、八雲が湿布やら消毒液やらを持ってこっちに来た。
負傷者は、うちはチビだけで。
本当に"グール"は弱かった。
なんであれで、"黒豹"に喧嘩売ってきたんだ?
ヤケにすっきりした顔をしてるコイツは、因縁の相手である二人組を……チビを傷付けた奴らをフルボッコにして、殺しそうな所を、駆けつけた蓮が必死で止めたとか。
蓮の顔がオタフクのように両頬腫れてるのは八雲のせいである。
まぁ、蓮本人はチビに湿布を貼ってもらって嬉しそうにしてるからいいんだが。
しかし、湿布のせいで本当にオタフクノのようだ。
いけねぇ。
今、蓮を見たら爆笑する自信がある。
八雲はチビの不機嫌の理由を知ってんのか、穏やかな表情で笑ってる。
こんな顔するってことは、俺らに不機嫌って訳じゃねぇんだろうな。
チビに聞くより八雲の方が早いか??
なんて思ってれば
「だって……」
自ら口を開いたチビ。
「あの人……」
あの人??
"グール"の姫のことか?
「ハイ、ハイネ。少し滲みるかもだけど我慢な」
小さな子に言い聞かせるように言う八雲。
八雲よ、チビがせっかく話し出したってのに。
「仲……いだっ!?間……いだだだだだだだだだだっ!?」
痛いらしい。
よっぽど痛いのか涙目。
八雲は満面の笑みだし、怖ぇえよ。
しかし……
「いだだだだだだだだだだっ!?」
何言っとるか、わからんがな。
「んで??なんで、うちの双子は不機嫌丸出しなんだ??」
"グール"をたらふく食い散らかした後、俺らは車庫へと戻ってきた。
真夜中だが、皆で勝利の祝杯をあげ、ドンチャン騒ぎ真っ最中。
そんな中、我が家の末っ子ズ、麻也とチビは仲良く1つのイスに二人で座りムッスーっと膨れっ面。
チビにいたっては、右頬が少しだけ腫れて、引っ掻き傷まである。
チビと八雲。
桂と麻也。
俺と蓮。
で別行動だった。
チビと八雲は"グール"の姫を追わせ、桂と麻也には"グール"の倉庫を襲撃させ、俺と蓮は実行犯を撃退。
チビはしっかり"グール"の姫を捕まえたし
麻也は見事に"グール"の倉庫を壊滅させた。
のに、何故に不機嫌??
相手の姫もこれでもかってくらい右頬を腫らしてて笑ったんだが。
聞けば、チビ怒りのビンタ連打だったらしい。
見たかった‼
二人の前に立ち、二人が口を開くのを待つ。
「つまらんかった……。何アイツら、激弱なんだけど」
「つまらんかったんか」
「うん。体力あまりまくり」
こんの可愛い末っ子は、顔に似合わず本当に好戦的で喧嘩大好きなのだ。
「竜くん、後で相手して」
おおぅ、俺とやるだと?
まっ、いいか。
俺も奴らが弱すぎて体力あまってっし。
麻也がどれだけ強くなったか知りたいしな。
「いいぜ。後で相手してやる」
睨むように笑ってそう言えば、パッと笑顔になった麻也。
やっぱり、麻也は笑顔が可愛いな。
闘志剥き出しだが。
「やった‼約束ね‼」
「ああ」
……って、おいこら桂。
なんで満面の笑みで中指突き立ててんだ。
そこは親指だろうが、その中指へし折んぞ?
バチバチっと桂と目と目で会話してたら、八雲が湿布やら消毒液やらを持ってこっちに来た。
負傷者は、うちはチビだけで。
本当に"グール"は弱かった。
なんであれで、"黒豹"に喧嘩売ってきたんだ?
ヤケにすっきりした顔をしてるコイツは、因縁の相手である二人組を……チビを傷付けた奴らをフルボッコにして、殺しそうな所を、駆けつけた蓮が必死で止めたとか。
蓮の顔がオタフクのように両頬腫れてるのは八雲のせいである。
まぁ、蓮本人はチビに湿布を貼ってもらって嬉しそうにしてるからいいんだが。
しかし、湿布のせいで本当にオタフクノのようだ。
いけねぇ。
今、蓮を見たら爆笑する自信がある。
八雲はチビの不機嫌の理由を知ってんのか、穏やかな表情で笑ってる。
こんな顔するってことは、俺らに不機嫌って訳じゃねぇんだろうな。
チビに聞くより八雲の方が早いか??
なんて思ってれば
「だって……」
自ら口を開いたチビ。
「あの人……」
あの人??
"グール"の姫のことか?
「ハイ、ハイネ。少し滲みるかもだけど我慢な」
小さな子に言い聞かせるように言う八雲。
八雲よ、チビがせっかく話し出したってのに。
「仲……いだっ!?間……いだだだだだだだだだだっ!?」
痛いらしい。
よっぽど痛いのか涙目。
八雲は満面の笑みだし、怖ぇえよ。
しかし……
「いだだだだだだだだだだっ!?」
何言っとるか、わからんがな。



![少女と過保護ーズ!![完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.797/img/common/cover/sig0andblekg007.png)