少女と過保護ーズ!!続

瞳は4色を混ぜた不思議な色。



「綺麗…」



思わず見惚れるも。



、、、、

足りない。


あたしの中の何かが、そう叫ぶ。



足りないのだ。



たった1つ。

でも、何よりも大切な1つが。



"黒豹"に触れれば、何かがわかるだろうかーー?



あたしは"黒豹"に手を伸ばした。



「あああああ"あ"!!??」



その伸ばした手、正確には指から激痛が走り、我慢しきれず絶叫する。



痛いっ痛いっっ痛いっ!!



"黒豹"に触れようとしてた手を引っ込め、指を守るように体を丸め、痛みに耐える。


そうすると"黒豹"が自ら近づいてきて、心配そうにあたしの頭に口づけてきた。



唇が触れたその瞬間…。






『ハイネ!!!!』





血を吐くような、悲痛な声が闇に響いた。