少女と過保護ーズ!!続

皆が声を揃えてそう言ってくれる


けどっっ‼



「でもっっ‼」



ゴッッ‼‼




「ぬぐぅっっっ‼??」



星っっ、星散った‼

目の前にキラキラ星がっ‼


んで首がっっ

グギッと仰け反ったよ‼

これ、絶対にむち打ちだっ‼


いだだだだだ……。


言い返そうとすれば、頭に置かれてた竜希さんの手が離れ、おもいっきりデコピンをされた。


デコピンなんてレベルではなかったが‼

あんなの必殺、必ず殺すレベルだわ‼


痛さに仰け反ってると、八雲さんと麻也が首を戻しオデコを撫でてくれる。


湯気でてない?

オデコ、湯気でてない?


しかし、デコピンされても……

今回の件はあたしのせいで。


皆は優しいから、拐われた件からずっと"あたしのせいではない"って言い続けてくれてるけど……。


でもっっ‼


「もう一発お見舞いしてやろうか?」


あたしの考えを読んだ竜希さんがそう言って真顔でデコピンの体勢に入った。


アカン、アカン、アカン‼

オデコを防御しつつ、全力で拒否する。


「本当にバカだなぁ、お前は」


呆れた声で、でもケタケタ笑ってる桂。


「何百回でも言ってやる。お前のせいじゃねぇ」


真っ直ぐ、真剣な表情であたしを見て言ってくれる蓮くん。


「悪いのはアイツら。何回も俺のたった一人の妹を傷付けやがって。絶対に許さねぇ……」


麻也……。

目が、目が据わってるよ……。


「例えハイネのせいでも、俺には関係ねぇな。俺はそれを引っ括めてハイネが好きだ」


……八雲さんっっ‼

突然の告白にあたしは顔を両手で隠す。

真っ赤になる顔を……泣き顔を見られたくなくて。


皆…………あたしを……甘やかしっっ……すぎだ……しっっ。


「ふぐっっ」


泣くわけにはいかなくて涙を我慢しようとしたら、変な声が出た。


「フグじゃねぇ。うちは鯛焼きだ」


それに対しておっちゃんから謎のツッコミ。


おっちゃん……??

びっくりして涙引っ込んだわ。


「ブハッ‼親父ナイスだっ‼」


ひーひー、大爆笑しながら、おっちゃんに親指を立ててる竜希さん。


え?

どこが?

今の一体どこに笑いの要素が……?


ドヤ顔でそれに答えてるおっちゃんに、横でやっぱりケラケラ笑ってるおばちゃん。


……なんでしょうか。

悩んでるのがバカらしくなるというか……。


3人を見て、おもわず笑ってしまえば、麻也も蓮くんも桂も八雲さんも笑ってくれる。


大好きな皆の笑顔。


「ハイネ」


低い、雷みたいな竜希さんの声があたしを呼んだ。


「ハイ」


強い声に答える。

竜希さんがあたしの名を呼ぶ時は大事な事を話す時だ。