少女と過保護ーズ!!続

あたしでもわかるぞ‼

大型バイクの免許だけでは、車の運転は出来ないことを‼


「フッ。馬鹿だな、チビ」



馬鹿だと!?

まぁね!

でも竜希さんに言われたくはない‼

竜希さんはニヒルに笑った。


ニヒルにね。

・・・・・・ニヒル??

そして、手に持った何かをピッと投げてきたではないか‼

危ないな‼

あたしは迷わず避けた。

反射的に避けた。


ピューっと外へ飛んでいった、何か。


「のぁーーー!?俺の免許証ーーー‼‼」

「なんやとーーー!?」


アレ、運転免許証だったのか‼‼

てか、んな大事な物を投げるなって・・・・の?


ピターーーーーーーンッッ‼‼


‼??


なんとも間抜けで澄んだ音が辺りに響いた。


ハゲさーーーーーん‼‼

なんでそんなとこでしゃがんでんのさっ!?

免許証は見事、ハゲさんが頭でキャッチしてくれた・・・。


・・・・・・貼り付いた、と言うべき・・・か?


「よっ!ハゲさん!免許証キャッチの名人‼‼」


褒めてみた。

なんかわからんけど褒めてみた。


けど・・・・


「いや、そんな特技ないから」

「うん。だろうね」

「「・・・・・・・・・・・」」


竜希さん、この野郎‼

ハゲさんとの間に変な空気が流れたじゃないかっ!


「改めて!ジャジャーーーーーン‼‼」


竜希さんはハゲさんから免許証を受け取り、あたしに見せてくれた。

確かに写真は竜希さんの物だ。

いつの間に。


「だから、ホレ乗れ」


ポンポンと助手席を叩く。

免許があるなら安心だと乗り込もうとしたあたしだけど。

グイッと八雲さんに肩を抱かれ、後部座席に導かれ座らされた。

その横に八雲さんが乗り込む。


「あんだよ!八雲‼」

「ハイネを初めて助手席に乗せるのは俺なんだよ」

「いいじゃねぇか!ケチッッ!ケチケチ八雲‼」

「うるせぇ。さっさと出せ」


え!?

何の争いですか?

てか、助手席ってそんな大事なの!?

あたし、もうめっさ、海斗さんとか健さんとか花音さんに凛さんの助手席に乗ってるんですけど!?

これヤバい・・・??

黙っとくべき?


「俺はチビが隣に来ねぇと動かねぇぞー」


駄々っ子‼


「あ"あ"!?」


ん!

黙っとこう‼

心に永遠に仕舞っておこうと思った時、


「じゃあ~、あたしが~乗る~」


バカっと助手席のドアが開き・・・・




普通に桂が乗ってきた。


「「「お前かいっ」」」