少女と過保護ーズ!!続

「ほら、乗れ」

「お?お?」


あたしと八雲さんの前に一台の四駆が停まる。

黒のゴツい四駆。


車のことはわからないあたしだけど、見惚れるほどカッコいい。

しかし運転してる人が・・・ね。

運転してる人が大問題だった。

何故にあなたがそこに居る!?


竜希さん‼

もう一度言おう‼

何故にあなたが運転席に居る!?


竜希さん‼

そんな白い歯を惜し気もなく見せて親指まで立てて。


マジで!?

え!?

竜希さんの運転!?


怖ぁぁぁぁぁっ‼

櫻子さんのドスが効いた声並みに怖ぁぁぁぁぁっ‼

ちなみに拓実と櫻子さんは、あたし達に用事があると知ると"邪魔になるやろうから"とついさっき帰って行った。


また話そうと櫻子さんと約束して。

実はまた"シャーウッド"に食べに来てくれるって約束した。


えへへ。


これってもう、この二人とも友達ってこと・・・・って‼

現実逃避してる場合じゃなかった‼

今はこっちだ‼


「竜・・・竜っっ竜希さん‼」


窓の開いてる助手席から竜希さんを覗き込む。

これまた、この車が非常に似合う男だな‼

この野郎‼

カッコいいじゃないかっ!


これで、竜希さんに迎えに来られたら1発で女の子・・・人?は堕ちるだろうな!


あたしは堕ちんがな!


「どした?早く乗れ」

「免許は・・・・??」


恐る恐る聞く。

皆、竜希さんが運転してることを疑問に思うことなく、移動すべく動き出していた。

蓮くんはある人が乗った別の車へ。

麻也はあの人が乗ってる車に有馬と井岡と乗り込んでいった。

この二台はきちんと免許を持ってる"黒豹"留年組のお兄さん方の運転だ。