少女と過保護ーズ!!続

病院から外出許可が出た。

あたしは竜希さんが取りに行ってくれた服に着替えて外へ出る。


この寒空の下・・・・・・・・・・・・・・・・寒空の


暑い‼

なんか、めっさカイロ付けられた上にマフラー、耳当て、手袋、コートinコートを着せられたので暑い!

拓実も真っ青のダルマっぷりなんですが・・・。


そして周りの皆さんにクスクス笑われているのですが・・・。


うっ‼

恥ずかしい‼

ゆっくりだけど自分で歩く。

あそこは狭いから、車イスは邪魔になるので。

竜希さんと蓮くんと麻也が、ちょっと遠くでハラハラしてるのがわかる。


大丈夫だよ。


「「チビ姫‼‼」」

「有馬‼井岡‼」


駆け寄ってきて来てくれたのは"黒豹"の幹部以外で、最初に仲良くなった、あたしと麻也と同い年コンビ井岡と有馬。


井岡は人懐っこい犬みたいな性格で。

有馬は大人っぽくて、パッと見・・・・飼い主とペットのようで面白い。


「大丈夫!?二人とも怪我してない!?」


アレから初めて二人に会う。

あたしは二人をバシバシと叩いて怪我がないか確かめる。


「チビ姫っっ痛いっ痛い!」

「今っ今怪我する‼」


本当だっっ‼‼

あたしが怪我させるとこだった‼



「ごっごめん‼」


「いや、大丈夫。でも・・・」


「ん?」


二人が真っ直ぐあたしを見て笑う。


「「チビ姫が元気そうで良かった」」

「有馬・・・・井岡・・・・」


手が伸びてきて、頭と鼻の頭を撫でられる。

鼻の頭は初めて撫でられたな。


さすが井岡。

ちょっと意表をつくよね。


「ごめんな。チビ姫。守ってやれなくて・・・・」


そう言って、有馬が俯き。


「俺達がもっと早く駆けつけてたら・・・」


井岡がキツくキツく手を握りしめる。


「有馬。井岡」


二人を呼ぶ。


二人は笑ってるのが良いの。

笑って。