少女と過保護ーズ!!続

ゴッ‼‼

ゴリッッ‼‼


「「あ・・・・」」


蓮くーーーーーーん‼‼

両頬をそれぞれ、八雲さんと櫻子さんに殴られた蓮くんがデデーーーンッと倒れた。

哀れ蓮くん。

あたしの聞き間違いじゃなかったら、どっちか抉りもいれてたからね‼

ゴリッッていってたからね‼


「ブワーッハッハッハッハ‼‼奇跡かっっ‼‼」


竜希さん大っっ爆笑。

身を捩りながら笑うもんだから、あたし落ちそうだ‼

そして・・・

うぉぉぉぉぉいっ‼‼

何故か殴った人達も顔を背け肩を震わせてるよね‼

笑ってるよね‼‼

いや、確かに神的タイミングだったけど‼‼

漫画でしか見られないような場面だったけども‼‼

竜希さんをタップすれば、下ろしてくれたので蓮くんに駆け寄る。


おおぅ。

ほっぺに見事な指の跡が・・・・。


「れ・・・蓮くん、大丈夫・・・・??」

「・・・・・・・」


返事がない。

ただの屍のようだ。


「蓮くーーーーーん‼‼」

「何やってんの?探したんだけど」

「麻也‼」



休憩室に今日も可愛い麻也が入ってくる。

呆れた様子さえも可愛い‼

ぬん!

ちょっとじぇらしー‼

麻也はあたしと竜希さん(蓮くん)の前まで来ると


「ハイネ。竜くん。連れてきたよ」


真剣な表情でそう言った。


アイツをーーーーーーー。


その言葉に皆の目があたしに向けられる。


ただ一人、櫻子さんだけがアイツをわからないから首を傾げてるけど。


「チビ助」

「ハニー?ハイジ?」


桂と拓実も入ってきた。

奇しくも"黒豹"幹部が全員揃う。


「ハイネ」


額に皺を寄せた八雲さんが側に来てくれる。

心配からくるその表情。


「大丈夫」


頬に伸びてきた手を取ってキュッと握る。

この手がある。

皆が居る。

皆を見れば、笑ってくれる。


よしっっ‼‼


「竜希さん」

「ん?」

「行きたいとこがあるんです。あの人と」


行きたいとこ・・・違うか。

行かねばならないところ・・・・だ。


「「「「ん?」」」」


不思議に思う皆の中で、竜希さんだけがわかってると頷いた。


「行くか」

「うん」