少女と過保護ーズ!!続

「いよっしゃぁぁぁぁぁ‼‼」

「麻也さん、じゃあ・・・」


一人が真剣な表情で聞いてくるので、俺もあわせて頷く。


「ハイネの所に連れていく」


いつまでもココに閉じ込めておくわけにもいかないし、やっくんが目覚めたことでハイネの気持ちが落ち着き安定したから、今なら。


「え・・・・?」


今まで虚ろな目で下を向いてた奴が顔を上げ、体を起こした。

目に輝きが戻る。


コイツ・・・。


「寧々さんの所・・・・」

「……」


グイッ!!


「っっぐ!?」

「「麻也さんっっ‼??」」


奴の首を鷲掴み、じょじょに力を入れていく。


「がっぁっ!!」


入れていきながら間近で奴の目を覗き込む。


「あの子は"ハイネ"だ。2度とその名で呼ぶのは許さない」


奴の目が泳ぐ。


「わかった??」


返事はない。


「麻也さん、それじゃあ返事ができないッスよ」

「あっ、そうか」


もう一度だけ奴を睨むように見て、奴から手を放す。


「ガハッ!!ゴボッ!!ゴホッ!!ゴボッ!!」

「お前達も一緒に行くよ。ハイネが会いたがってる」

「チビ姫がっっ!?」

「行くっス‼‼もちろん‼」


俺の言葉に二人が浮き足立つ。

この二人はまだ会ってないもんな。

ハイネが心配してた。

二人が奴を引っ張って行ってくれる。

そんな3人を見ながら思う。


ううん、願う。


どうかもう二度とハイネが喉を潰さんばかりに泣くようなことがありませんようにーー。


「麻也さん??」

「今行く」


違う、そうじゃない。

そうならないように、俺がしっかりしなきゃ。


決意も新たに俺は一歩を踏み出した。