麻也side
「寧々さん・・・・。寧々さん・・・・」
聞こえてくるのは、なんとも感情のない声。
車庫の一番奥の部屋。
窓もない部屋にソイツは居る。
ハイネが戻ってきたあの日から。
奴はずっと一人の人の名を呼び続けてる。
寧々・・・ハイネの母親の名を。
もうどこにも居ない人の名をーー。
それはとても悲しく虚しいことだ。
「喋んじゃねぇよ‼‼」
「クソ野郎がっ‼‼」
罵声が飛ぶ。
奴は今まで一度も逃げようとはしなかったけど、一応念のため見張りを付けてた。
"黒豹"の大事な姫を、俺らの妹を傷付けた奴。
仲間の二人が怒り、奴にその気持ちをぶつけようとする。
その気持ちはわかる。
でも。
「止めろ」
扉を開けて、目についた光景に静止をかける。
「「麻也さん‼」」
見張りに付いてた二人が、今まさに奴をリンチしようとしてた。
引き倒され、手足を投げ出した状態。
俺はソイツらを睨む。
「竜くんが手を出すなって言ったよね?」
「でも麻也さん‼」
「コイツのせいでチビ姫がっっ‼」
「そうだね。コイツのせいでハイネは傷付いた・・・」
今もきっと・・・・。
「だっ」
「でもそれをハイネが居ない所で、彼女の代わりと理由をつけて制裁を加えるのは違うと思う」
俺の言葉に、グッと歯を食いしばり下を向く二人。
その二人を見て言う。
「それともハイネはそんな子だと?」
無抵抗な相手をボコボコにして喜ぶような子だと?
俺らの妹は。
「違います‼」
「チビ姫はそんな子じゃねぇッス‼‼」
即答の力強い否定に俺は笑う。
わかってんじゃん。
「だぁぁぁぁっっ‼でもなぁっっ‼‼」
「1発くらいは殴りてぇっっ‼‼」
と突然頭をワシャワシャとかき毟り、本音を叫ぶ二人。
うんうん。
「ハイネに聞いてみたら?許しが出るかもよ?」
1発くらいならハイネも許すかもね。
そん時は俺も殴ろ。
「寧々さん・・・・。寧々さん・・・・」
聞こえてくるのは、なんとも感情のない声。
車庫の一番奥の部屋。
窓もない部屋にソイツは居る。
ハイネが戻ってきたあの日から。
奴はずっと一人の人の名を呼び続けてる。
寧々・・・ハイネの母親の名を。
もうどこにも居ない人の名をーー。
それはとても悲しく虚しいことだ。
「喋んじゃねぇよ‼‼」
「クソ野郎がっ‼‼」
罵声が飛ぶ。
奴は今まで一度も逃げようとはしなかったけど、一応念のため見張りを付けてた。
"黒豹"の大事な姫を、俺らの妹を傷付けた奴。
仲間の二人が怒り、奴にその気持ちをぶつけようとする。
その気持ちはわかる。
でも。
「止めろ」
扉を開けて、目についた光景に静止をかける。
「「麻也さん‼」」
見張りに付いてた二人が、今まさに奴をリンチしようとしてた。
引き倒され、手足を投げ出した状態。
俺はソイツらを睨む。
「竜くんが手を出すなって言ったよね?」
「でも麻也さん‼」
「コイツのせいでチビ姫がっっ‼」
「そうだね。コイツのせいでハイネは傷付いた・・・」
今もきっと・・・・。
「だっ」
「でもそれをハイネが居ない所で、彼女の代わりと理由をつけて制裁を加えるのは違うと思う」
俺の言葉に、グッと歯を食いしばり下を向く二人。
その二人を見て言う。
「それともハイネはそんな子だと?」
無抵抗な相手をボコボコにして喜ぶような子だと?
俺らの妹は。
「違います‼」
「チビ姫はそんな子じゃねぇッス‼‼」
即答の力強い否定に俺は笑う。
わかってんじゃん。
「だぁぁぁぁっっ‼でもなぁっっ‼‼」
「1発くらいは殴りてぇっっ‼‼」
と突然頭をワシャワシャとかき毟り、本音を叫ぶ二人。
うんうん。
「ハイネに聞いてみたら?許しが出るかもよ?」
1発くらいならハイネも許すかもね。
そん時は俺も殴ろ。



![少女と過保護ーズ!![完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.801/img/common/cover/sig0andblekg007.png)