ハイネside
醜くて汚い部分を大好きな人にだけは見せたくなかった。
真っ黒い本音なんて聞かせたくなかった。
だって嫌われてしまう。
きっと嫌われてしまう。
でももう黙ってはいられなかった。
無理だった。
起こった出来事に、知った事実に心が破裂してしまいそうだった。
自分が思ってることを全て吐露する。
嫌われてもこれが"あたし"なのだ。
心底悔いて謝ってる人を許すことさえ出来ない・・・・・・・酷い奴。
こんなあたしは、貴方に相応しくない。
だから、これでいいのか。
あたしは嫌われて・・・八雲さんには八雲さんに相応しい人が現れて・・・・・・・
「ふぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ‼‼」
あたしとは別の人と居る八雲さんを想像するだけでもっと泣けてくる。
そしてまたそんな自分勝手な気持ちを嫌悪する。
「ハイネ」
呼ばれ、体が震えた。
怖い・・・・。
何を言われるか、それを考えるだけで勝手に体が震える。
だけど、抱きしめてくれてる腕が緩まることはなく、むしろ息苦しいくらい抱きしめられたまま。
暖かい腕の中で。
「いいんだ、ハイネ。許す必要なんてない。許さなくていいんだ」
優しさと悔いの残る声でそう言われた。
許さなくていいーーーーーーー??
いいの??
でもそれは人として・・・・
「俺も絶対に芹原優とその家族、それに志門も許さねえ。一生許す気もねぇ」
今までの優しい表情が一変、キツく一点を見つめてる。
そこにそのあの人達が居るかのように。
「や・・・くもさ・・・ひっぐっっ・・・・も?そんな・・・っく・・・風に・・・思うの・・・・??」
嗚咽で上手く喋れない。
でも聞き取ってくれた八雲さんは苦笑した。
「お前は俺をどんだけ聖人君主にする気だ。好きな女を連れ去って、傷つけた奴らをどうやって許せる?」
返す言葉が見つけられずにいたら、ゴチッと強めにオデコにオデコをくっ付けられた。
切れ長の瞳がまっすぐこっちに向けられる。
「だからいいんだよ、許せなくて。許さなくて。いいんだ」
ゆっくり諭すように言われ
「そんなことくらいで、お前が悪いなんて言う奴は誰も居ないし、嫌いにもならない。皆、お前を大好きなままだ」
本当・・・・??
「さっき、アイツらが居たのも、少しでもお前の側に居たかったからだと思うぞ?傷ついたお前を一人にしたくなくて、寄り添っていたくて」
険しかった瞳が柔らかく細まり八雲さんが笑う。
こんな醜くて汚いあたしでも良いんだと。
醜くて汚い部分を大好きな人にだけは見せたくなかった。
真っ黒い本音なんて聞かせたくなかった。
だって嫌われてしまう。
きっと嫌われてしまう。
でももう黙ってはいられなかった。
無理だった。
起こった出来事に、知った事実に心が破裂してしまいそうだった。
自分が思ってることを全て吐露する。
嫌われてもこれが"あたし"なのだ。
心底悔いて謝ってる人を許すことさえ出来ない・・・・・・・酷い奴。
こんなあたしは、貴方に相応しくない。
だから、これでいいのか。
あたしは嫌われて・・・八雲さんには八雲さんに相応しい人が現れて・・・・・・・
「ふぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ‼‼」
あたしとは別の人と居る八雲さんを想像するだけでもっと泣けてくる。
そしてまたそんな自分勝手な気持ちを嫌悪する。
「ハイネ」
呼ばれ、体が震えた。
怖い・・・・。
何を言われるか、それを考えるだけで勝手に体が震える。
だけど、抱きしめてくれてる腕が緩まることはなく、むしろ息苦しいくらい抱きしめられたまま。
暖かい腕の中で。
「いいんだ、ハイネ。許す必要なんてない。許さなくていいんだ」
優しさと悔いの残る声でそう言われた。
許さなくていいーーーーーーー??
いいの??
でもそれは人として・・・・
「俺も絶対に芹原優とその家族、それに志門も許さねえ。一生許す気もねぇ」
今までの優しい表情が一変、キツく一点を見つめてる。
そこにそのあの人達が居るかのように。
「や・・・くもさ・・・ひっぐっっ・・・・も?そんな・・・っく・・・風に・・・思うの・・・・??」
嗚咽で上手く喋れない。
でも聞き取ってくれた八雲さんは苦笑した。
「お前は俺をどんだけ聖人君主にする気だ。好きな女を連れ去って、傷つけた奴らをどうやって許せる?」
返す言葉が見つけられずにいたら、ゴチッと強めにオデコにオデコをくっ付けられた。
切れ長の瞳がまっすぐこっちに向けられる。
「だからいいんだよ、許せなくて。許さなくて。いいんだ」
ゆっくり諭すように言われ
「そんなことくらいで、お前が悪いなんて言う奴は誰も居ないし、嫌いにもならない。皆、お前を大好きなままだ」
本当・・・・??
「さっき、アイツらが居たのも、少しでもお前の側に居たかったからだと思うぞ?傷ついたお前を一人にしたくなくて、寄り添っていたくて」
険しかった瞳が柔らかく細まり八雲さんが笑う。
こんな醜くて汚いあたしでも良いんだと。



![少女と過保護ーズ!![完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.801/img/common/cover/sig0andblekg007.png)