少女と過保護ーズ!!続

「最初はね、皆光なの‼」

「光??」

「そう‼あたしがあげた手袋と同じ色‼竜希さんが赤、麻也がオレンジ、桂が紫で蓮くんが黄色‼」


俺は?


「そしてね、それが混ざって1つになって"黒豹"になるの‼」


ハイネ大興奮。

大きな猫瞳をさらに大きくキラキラさせて。

可愛いんだが・・・・俺の出てきてない話でその顔はなぁ・・・・正直妬ける。


ん?

・・・・"黒豹"になる?

なんで?


「んー。それについては竜希さんが何か言ってた気がするけど忘れた・・・」

「まぁ夢だからな。なんでもアリだろ」

「そか‼そだね。すごく不思議な瞳の色で触れようとしたら指に激痛が・・・・。そんな蹲るあたしに、"黒豹"がキスしてくれて・・・」


‼??


「キスだと‼??」


アイツら・・・・後でシバく。


「あっ!口じゃないよ!?頭ね、頭の先っちょ」


頭の先っちょ??

変な言い方におもわず怒りも忘れて笑ってしまう。

アイツらがして俺がしないのは嫌なので、俺も頭の先っちょ??にキスをすれば、ハイネがクスクスと笑う。

妬いてるのがバレたらしい。

でも・・・と次の瞬間に表情と声を沈ませる。


「ごちゃごちゃだった記憶が戻って、八雲さんの・・・・あたしを呼ぶ声が聞こえた」


悲鳴のような声だったらしい。


「真っ暗だった世界が綺麗な青に染まった。空と海の色。八雲さんの色にーーー」

「青が・・・・俺?」

「うん。全てを包み込んでくれる優しい雄大な青。八雲さんそのまんま。あたしの大好きな色」

「・・・っっ」


そんな風に思ってくれてたのか。


「照れてる?」

「キスされたいか?」

「今はダメ」


今は・・・・ね。

後でなら良いらしい。

ニヤリと笑えば、ハイネが"しまった‼"って顔をするがもう遅い。


「八雲さんが泣いてるから早く戻れって皆に言われて・・・あたしは目を覚ました」

「泣いてる・・・か。そうだな」


泣いてたんだな、俺は。

心配そうに俺に手を伸ばすハイネの手を掴み口付ける。





「ハイネが居なきゃ、俺は・・・泣き続けてたな」