少女と過保護ーズ!!続

八雲side


夢中だった。

長い間我慢してた分、ハイネが側に居なかった分を取り戻すかのように俺はハイネにキスをする。

柔らかく甘い唇に、何度も何度も。


「・・・はぁっっ」


苦しくて開いた唇に舌を滑り込ませ、ハイネの口内を隅々まで味わう。


「ん・・・・ん・・・・ふっ・・・・」


色っぽい声。

その声に煽られる。

逃げるハイネの舌を追いかけ自分の舌を絡め吸う。


「・・・・っっ」


トントンと力なく胸を叩かれ俺は正気に戻る。


「ぷはっっ‼??」


離れた途端、ハイネが酸素を貪る。

酸欠になりかけてたらしい・・・。

夢中になりすぎた・・・。

しかし・・・

必死で息をするハイネの唇は、俺のかハイネのか・・・唾液で濡れ・・・・美味しそう。

もう一度顔を寄せキスをしようとすればベチッと両手で阻止された。

残念。


「や・・・くもしゃ・・・のエロ~~・・・」


エロって。

まぁ・・・うん。

当たってるな。

ハイネにだけだけどな。


「悪い。悪い。美味しくて夢中になった」

「おいし・・・っっ‼??」


うるうる潤んだ大きな猫瞳。

上気したピンクの頬。

艶々の唇。


あーーーーーー可愛いっっ‼‼

好きだ。

大好きだ。


もう一度したいが・・・我慢する。

どうしても聞かなければならないことがあるから。


ハイネの息が整うのを背中を擦りながら待つ。

なんかハイネが放つ匂いがより甘くなったような・・・??


本当に良い匂い。

首元に顔を埋めその香りを存分に楽しんでれば、呼吸が整ったみたいだ。


「ハイネ」

「ん??」


呼べば顔を上げてくれたハイネの両頬を撫でる。

男達に殴られ腫れていた頬。


「八雲さん??」


次は包帯の巻かれてい指をソッと手に取り包帯の上から口付ける。

そして血塗れだった太腿も撫でる。。


「んっっ!」

「痛いか?」

「んーん。突然触られたからびっくりしただけ」


ニャハハと笑うハイネ。

その笑顔が俺に心配をかけさせないためのものだってのはすぐにわかる。

無理に笑わなくていいんだ。

って今から思い出させたくないことを話させようとしてる俺にそれを言う資格はない・・・・か。


傷付いてるハイネを更に傷付けるかもしれない。

でもお前の身に起こったことは知っていたい・・・。


「八雲さん??」


話さない俺にハイネが首を傾げる。


「ハイネ」

「ん??」



「拐われてからのことを聞いてもいいかーーーー?」