少女と過保護ーズ!!続

物凄い騒がしかった病室が一気に静かになった。

あの後・・・

緑さんと竜希さんの壮絶な言い合いが始まり・・・。

凄かった。

どうやったら、そんなに悪口がポンポン出てくるんだってくらいの言い合いだった。

アレを犬猿の仲って言うんだな、きっと。

それで結局、桂と麻也も見つかって、緑さんにお尻を蹴られて病室から追い出されて行った。


「緑‼いや、ババァ‼何しや・・・・」

「さっさと出て行かんかーっ‼この不法侵入者共がぁー‼」


ドカッ‼


「痛って‼」


容赦なく麻也がお尻を蹴られた。


ドカッ‼


「痛ぇじゃねぇかっ‼緑‼」


蓮くんも。


ドカッ‼


「緑ちゃん、酷い・・・・」


桂は"緑ちゃん"呼びだった。

緑さんがその桂の呼び掛けに少し赤くなったのは気のせいだろうか・・・。

力が加減されてた気も・・・??


そして。


ドゴォッッ‼‼


「み・・・どり・・・テメェ・・・・」


竜希さんの時だけ異様に重たい音がした・・・。

なんの音だったんだろう・・・・。


そして入れ替わるようにして主治医の先生が来て、八雲さんを看てくれた。


「うん。数値にも異常は見られないし、もう大丈夫」


八雲さんを触診して、機械の数値をチェックした先生がそう言ってくれて、力の抜けたあたしはしゃがみそうになる所を緑さんに助けられベッドに寝かされた。


「二人とも今日はもうそのまま寝なさい。安静にね」


と先生に"安静に"と念を押され、二人して良い子にしてる最中だ。

あの四人はどうなったんだろう・・・??

最後に八雲さんに皆で耳打ちしてたけど声が小さすぎて何を言ってるかまでは聞き取れなかった。


「ハイネ」

「ほぉっ‼??」


さっきよりしっかりした声で呼ばれる。

そっちを見れば、八雲さんが布団を捲って横に寄りベッドに空きスペースを作ってポンポンとそこを叩く。


そして


「おいで」


甘く柔らかい微笑みで、そう囁いてきた。