少女と過保護ーズ!!続

そう言ってくれてるのにあたしはそれに答えられない。

この人が・・・・あたしを??

でもあたし達家族と八雲さんしか知らない名前の由来を知っていた。


「あなたが生まれてから、あの子達は更に幸せそうで笑顔に溢れてた。友達にたくさん囲まれ、助けられて」


伯母さんは膝に乗せた自分の手を爪が食い込むほど握りしめる。

何かに耐えるように。


「なのにあたしは・・・あの子達が幸せになればなるほど孤独に・・・不幸になっていった。あなたが生まれて大分して美優が生まれた。本当なら幸せの絶頂だった。なのに旦那は家に寄り付かなくなり、離婚した」

「「・・・・・・・・」」

「実家に帰れば両親には"お前が悪かったんだろう"と責められた。近所の目が気になるから帰ってくるなとも。だからあたしは優と美優を連れて働かなくてはならなくなって・・・よく寧々さんに預かってもらってた」


そうか。

ずっと不思議だった。

どこでどうして優さんは母に恋をしたのか。

あたしと血の繋がりがあることを知っていたのか。


"コレ"か。


伯母さんもそう思ったのだろう、だからこんな話を。


「あの頃はいつもイライラしてて、子供達を叱ってばかりだった。だから・・・・あの子は・・・・優は」


あたしとは正反対の穏やかでいつも優しく微笑んでくれて側に居てくれる寧々さんに・・・


「恋をした」


続かなかった言葉をあたしが続ける。

事実を知らしめるために。

でもそれじゃあ・・・・


「どうして交流が途絶えた?」


あたしの疑問を口にしたのは竜希さんだった。

同じ事を考えてたらしい。


「妬ましかった・・・」

「え??」


伯母さんの声が小さくて聞こえなくて聞き返す。


「苦労してても幸せそうに笑う二人が。どんな時でも側で寄り添いあい支えあってる二人が妬ましくて、憎らしかった・・・。困ってるときは何かしら助けの手が入るあの子達。あたしは・・・この性格からドンドン1人になっていったっていうのに」


可愛いかったあの子が嫌いになった。

自分との差を見せつけられる度に・・・・。

ある日、その気持ちが抑えきれず爆発して、理不尽な怒りを呪いの言葉をぶつけて・・・あたしはあの子達から離れた。


・・・・・・・・最後の二人の表情が忘れられないーーーーー。

と涙声で言う伯母。


父・・・

母・・・