少女と過保護ーズ!!続

竜希さんの悲し気な声が届く。

でもっ

でもっっ‼‼


「そうね。あの子達はいつも幸せそうに笑ってた。両親は別れなければ一切の縁を切ると・・・。そう言われても颯は寧々が俺の"運命の人"だ‼と・・・家を捨てた」


父・・・。


「やっぱりお前にそっくりだ」


あたしの肩を抱き、あやすようにポンポンと叩きながら竜希さん。


「母が一度だけ・・・たった一度だけ言ってました。父が自分を選んでくれたことは本当に嬉しかった。と。でもかけがえのない両親からあの人を奪ってしまった・・・と」


いつもどんな時も笑顔を絶やさなかった母が・・・泣きそうな声で・・・・表情で。

両親が居ない辛さを誰よりも知ってるから、大好きな人から両親を切り離した自分を・・・。


"赦せない"


そこは言わなかった。

でも親子だもの。

わかるよ。


ポンポン

ポンポン


竜希さんは口を挟むこともなく、片手は痛いくらい握ってくれてる。


「そう・・・・。そんなことを・・・・」


下を向いて黙ってしまう伯母。


「でもね両親とは縁を切ったけど、あたし達は会ってたわ」

「・・・え??」


そうなの??

そんなの聞いたことない・・・・。


「あなたも抱っこしたことがあるわ。ハイネ・・・颯と寧々の愛しい子」

「っっ‼‼」


それはあたしの名前の"由来"

愛し愛しい両親が残してくれた"物"


「良い名だな」


竜希さんが笑う。