少女と過保護ーズ!!続

ーーーーーーえ??

大好きで・・・大嫌い??

????????

さすが、馬鹿ーズ。

竜希さんと二人、意味がわからず首を傾げる。


「両親が年を取ってからの子で、しかも男の子。とても喜んで大切に可愛いがられて育ったわ。もちろんあたしも小さな弟が可愛くて仕方なかった」

「「・・・・・・」」

「あたしが結婚して家を出てからも、あの子にはよく会いに行っては喋ったりしてた。そして・・・優・・・が生まれて、颯も成人して何年かたったある日。"結婚したい子がいる"とあの子は1人の女の子を連れてきた」


それ・・・

弾かれたように顔を上げたあたしに伯母さんが頷く。


「そう。あなたの母、旧姓本多寧々さん」


母‼‼

てか、母の旧姓は本多だったのか。

初めて知った‼


「素直でおっとりしてて天然の可愛い女の子だったわ」

「へぇ・・・・ん??」


興味深げに聞いてた竜希さんがあたしを見て驚いてる


それもそうだろう。

亡き両親の話を聞いてるのに、眉間に皺を寄せる娘って。

でも・・・あたしはこの先を知ってる。

可愛いなんて言うならどうして母は・・・母は認めてもらえなかったのか。

睨むように伯母を見つめる。

先が知りたいから口は開かない。


「でも寧々さんは・・・赤ちゃんの時に養護施設の前に置き去りにされた捨て子で。身元もわからない、身寄りもない、そんな子だった」


すぐ近くで竜希さんが息を飲む音が聞こえてくる。


「だから‼??捨て子‼??母は何も悪くないじゃない‼」


あたしは声を荒げて叫ぶ。

どこも悪くないじゃない・・・。

捨て子だから??

両親が揃ってても悪いことをする人なんていっぱい居るじゃない。


「言ったでしょう。年を取ってからの可愛い息子。しかも跡取り。そんな颯に、身寄りもない身元もわからないような女。両親が許すはずがない」

「・・・っっ」

「世間体ってのもあったけど、何よりも颯を不幸にしたくなかったのよ」

「ハッ‼??父はっっ‼母はっっ‼あたしはっっそんなに裕福ではなかったけど‼幸せだった‼」


いつも苦しいときでも3人で笑って、乗り越えてきたんだ‼

勝手にあたし達家族が不幸だなんて決めつけないでっっ‼‼

鬼のような形相で伯母さんに牙を向く。


「チビ・・・」