少女と過保護ーズ!!続

そっくりだったー!!

昔の自分を振り返ってみれば・・・・


そっくりだったー!!

起き上がってまで、父の間抜けっぷりを力説したあたしは脱力してまた竜希さんの肩に頭を預けた。


えーー。


「なんで落ち込む必要がある。いつも元気に笑ってる優しい子、おっちょこちょいで間抜けなお前だから俺らは放っておけなくて温かい気持ちになれるお前の元に集い"家族"になれたんじゃねぇか」


あたしの頭をくしゃくしゃに撫でて優しい声でそんなことを言ってくれる。

あまりにも優しい声はあたしの心にストンと入ってきた。


そっか。

そっか・・・・。

それで皆に出会えたのなら、父似でいいや。

むしろ誇らなければ・・・ね。


父、母。

あなた達が皆と引き会わせてくれたのー??

1人残していくあたしを心配して。

父と母の姿を思い浮かべ、空を見上げる。

大きな夕日が全てをオレンジに染め上げていた。


その空へ微笑みかければ、気付いた竜希さんも一緒に空を見上げてくれる。


ーーありがとう。


「良い"家族"に出逢えたのね。本当に仲の良い兄妹だわ」


「だろ」


音符が飛び交ってるのが見えそうなほど機嫌を良くした竜希さんが頷く。


あたしも嬉しくて・・・・初めて。


初めて伯母に笑いかけた。


そのとたん伯母さんの目から大粒の涙が。


!?


「どっ‼??でっ!?どぅっっ‼‼」


「落ち着け。どぅってなんだ。どぅって」


「かっ噛んだ」


「そうか。水飲むか?」


「飲む」


竜希さんからペットボトルの水を貰い、一気に半分まで飲み干す。

ふー。

少し落ち着いた。

ペットボトルのフタ閉めれば、竜希さんがそれを持ちテーブルに置いてくれる。

今日の竜希さんは頼もしいな。

安心する。


一息ついて再び伯母さんを見る。


「どうしたんですか??」


伯母さんの態度が柔らかくなったとはいえ、親しい喋り方は出来ずに敬語になる。

あの頃のまま。


「あたしは10歳も歳の離れた弟が可愛くて大好きで・・・・



あたしとは正反対の性格が大嫌いだったー」